大人のカラーヘアは、白髪対策ほどのレベルから、大きく脱皮。カラーリングを楽しむ側の意識もサロンの技術も進化し、さらに人気上昇中。その中でも今回は、「ピンク」カラーが目を引くお二人を取材させていただきました。おしゃれ心を遊ばせられるその魅力と、カラーの秘密とは?!
なりたい色に!シンプルな気分でピンクの解放感を享受。
栗原友さん/料理家
黒髪、白シャツ、薄化粧……。料理家に求められる外見に逆らい、大きなスイッチングをした栗原さん。「がん治療を経験した後、暮らしで抑制していたものを解き放って、人生後半好きなことをやりたいと思ったんです。治療で減った毛量も復活したので、以前から好きだったピンクの髪に!と」 。長年通うHair Orutaneの大谷猶子さんとみっちり相談したのも成功の秘訣。ウィッグっぽさを避けるためピンク2色をムラに入れるのが独特です。
「ブリーチも色入れも時短せず行うので、ダメージも少なくきれいに色が入ります。家でも補強してもらうと色落ちが防げるので、ホーム製品としても使えるカラー剤を使用」(大谷さん)「ピンクの髪だとおしゃれも自由に遊べるように。何より気分が明るくなりました」。生活まで活性中の栗原さん。
カラーリングで心も楽に。なりゆきの変化も楽しみのうち。
安野ともこさん/スタイリスト・「CASUCA」デザイナー
ヘナで長く染めていて、色を抜けないと言われ他の色を諦めていたのですが、BANGSの大村さんを訪ねたら一気に解消」と安野さん。ピンクを中心にライトブラウン、ブリーチのままの色などが繊細なエリア分けで入ったパステルミックスは、インパクトもありながら可愛さも引き立ちます。
「最初ブリーチしてもらって、そのエリアを次は広げるとか、ピンクはカラートリートメントを使い自分で染める時とサロンで染める時もあり、出すぎたら色を弱めてもらったり。なりゆき任せですが、変化の過程も楽しめています。勝手な注文に応えてくださるからこそ」。サロンのパーソナルで高感度な施術はすてきなカラーヘアの素です。「髪の印象が軽くて、白髪が目立つこともなく、おしゃれも違う展開を考えられて、いいことづくしです」。
『ku:nel』2021年11月号掲載
写真/徳永 彩、取材・文/原 千香子、薄葉亜希子
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