『カラーセラピー』で色を味方に。更年期のもやもやを吹き飛ばし、ハッピーに自分らしく。

カラーセラピー カラーカード

空の青、山の緑、夕日の茜色……自然はもちろんのこと、服や化粧品、街の景色、PCの画面の中、すべてのものに「色」があり、私たちは無意識に目から脳にその情報を取り入れています。
色によってうける印象は人によって様々。好き嫌いや、その時の気分で、なんとなく選んでいるかもしれませんが、それぞれの色には効果や意味があり、上手に味方につけることができれば、毎日より自分らしく、色を楽しむことができるそう。
数々の有名アーティストのスタイリングを手がけ、ファッション誌でも活躍中のスタイリスト岩崎聡美さんは「色」の世界に魅せられ数年前から勉強を開始、色彩診断士、カラーセラピストなどの資格をとり、今年の6月にパーソナルカラー診断とカラーセラピーを受けられるサロン『IRO』を立ち上げました。今回はこちらのサロンにお邪魔し、カラー診断とカラーセラピーを体験させていただきました。

カラーセラピー カラリスト スタイリスト岩崎さん
スタイリストとして第一線で活躍しながら、パーソナルカラリスト・色彩診断士/日本カラリスト協会認定講師・カラーセラピスト/日本色彩環境福祉協会の資格を取得しIRO salonを主催。確かなトレンドキャッチ力、優しく穏やかな人柄にファンも多い。

「着るセラピー」効果でファッションもマインドもポジティブに!

「この色を着るとぱっと顔色が冴えて生き生き見えるけれど、この色だと顔色が悪く老けて見える。という経験は皆さんありますよね。パーソナルカラー診断は、その人が本来持っている肌色に合った色を知ることで、老け見えや地味見えを脱出して、本来似合う洋服やメイクを見つけるためのもの。パーソナルカラーを知ることはとても大切ですが、とはいえやっぱり自分の好きな色、勝負の色ってありますよね。それをなんとなく選ぶのではなくて、その意味を知って身につけることで、様々な効果があることを知っていただきたいです」

一説によると、古代エジプトでは、緑や赤のカラーガラスで「色の部屋」を作り、カラーガラスを通した「色の光」を浴びることで傷や病気を癒していたのだそう。一時期日本でも「赤パンツ健康法」なるものが流行ったりもしましたが、それって気分の問題なのでは?

カラーセラピー カラートップス
パーソナルカラー診断やカラーセラピーを受けて「こんな色のトップスがほしい」というニーズを受けてうまれた『iroprime』のカラートップス各¥16,000。まさに着るセラピー。

「色は、目から脳にダイレクトに入ってくるので、無意識に心や体に影響を与えますが、色の意味を知って取り入れることで、さらにその効果が増すんです。一般的に、「赤」は交感神経を刺激して元気になる色。「ピンク」は女性ホルモンに直接作用する色なので、更年期の不調に悩まされている方は、積極的に取り入れてみてください。「青」は冷静さや落ち着きの色なのでここぞという仕事のシーンに。「緑」は癒しやリフレッシュの色、「黄色」は前向きになれる色、「白」は浄化作用やリセット。今の自分に足りない。と思う色を身につけたりインテリアに取り入れることで、色のパワーをもらえます。私は洋服で取り入れるのが一番効果的だと思うので『着るセラピー』というキーワードを作りました。無意識に自分が選んでいる色の意味を知ることで、今の自分の状態や、求めていることを知ることもできるんです。

色に向き合い選択することで、秘められた自分の内面に気付く

「最近認知症の方の脳についての講習を受けたんですが、脳に刺激を与えることがとても大切なのだそうです。色は目から脳に直接伝わる情報なので、色をたくさん見ること、たくさんの色の中から、どの色が好きか考えることは、すごくいい脳トレーニングになります。私のカラーセラピーでは、88枚のカラーカードから好きな色を1枚選んでいただきます。すごく迷われる方もぱっと選ぶ方もいますが、似た色の中から微妙な違いを見つけて、どちらが好きか悩むことで感性が研ぎ澄まされていき、心にも脳にもいい刺激になるんです」

カラーセラピー カラーカード
『IRO salon』のカラーセラピーでは88枚のカラーカードから今の自分が一番好きな色を1枚選ぶ。
その色についてのディスカッションの後、カラーセラピストの岩崎さんがさらに1枚色を選んでくれる。

テーブルにずらりと並んだカードに圧倒されつつも、好きな色はぱっと目に留まります。私が選んだのは清々しい「若竹色(わかたけいろ)」。

「この色を見ているとどんな気持ちになりますか?」「何を思い浮かべますか?」岩崎さんの優しい問いかけに、「海、心地よさ、澄んだ空」などの言葉が自然に出てきて、あれ?私今結構穏やかないい状態なのかも?と気付かされます。「清々しさ」、「新たなスタート」を感じる爽やかな緑。会社員生活を卒業してフリーランスになった近況にぴったり。その経緯などを話していると、今の自分の心模様が客観的に見えてきます。

「カラーセラピーは、自分の中での気づきの時間。占いとは違って自分が今どういう気持ちなのか、自分の潜在意識と向き合う時間なんです。普通に暮らしていると忙しくて、なかなか自分自身に向かう時間ってないですよね。無意識の気持ちを言葉にするのは難しいけれど、色で表現することはできる。その選んだ色についてお話していると、思い出や好きな情景が浮かんできたりして、そこを紐解いていくと、自分でも気づかなかった感情に出会えることがあるんです。それがすごく大事なこと」

お話の最後に、カラーセラピストとして岩崎さんから色をプレゼントしていただきます。私が選んでいただいたのは、「欝金色(うこんいろ)」という明るい黄色。

「黄色は前向きになれる色。リセットの意味で穏やかな色を選ばれたかと思うのですが、ここから元気にスタートしてほしいので、強さのある黄色をプレゼントします。プレゼントした色は携帯で写真に撮って保存しておくといいですよ。落ち込んだ時やSNSなどで疲れた時に、色の画像を見てリセットすることをお勧めしています」

カラーカード カラーセラピー
右が自分で選んだ「若竹色」、左がカラーセラピスト岩崎さんからプレゼントしていただいた「鬱金色」。シンプルなカラーカードから様々な気づきや元気をいただきました。

元気が足りない日は赤い服、冷静さがほしい仕事の時には青い服。など色の効果を意識して服を選んだり、たくさんの色の中から好きな色を選ぶことで、無自覚だった自分の思いに気がついたり……。カラーセラピー、奥が深いです。

「特に更年期の女性は、ちょっとしたことで心や体のバランスを崩してしまうので、色を味方につけて元気に美しく過ごしてほしいです。若い張りのある肌だと、どの色を着てもそれなりに素敵だったりするんですが、肌のゆるみやシワが気になる大人の女性は、パーソナルカラーを身につけることで、驚くほど若々しく見えるんですよ」

実際に体験してその違いに驚いたパーソナルカラー診断については、また近々レポートさせていただきます。

IRO salon

LINEで友達登録をして予約するシステム。パーソナルカラー診断+カラーセラピー約90分¥20,000。後日メールで診断結果とファッションアドバイスを送ってくれる。

取材・文 吾妻枝里子

キーワード