【大人の美容術】美容のプロが伝授!悩み多き大人肌に必要なスキンケアとは?

50代半ばを過ぎると肌のステージが変わり、コスメやお手入れに対する意識も変化してくる頃。3人の美容のプロが長年の経験をもとに、それぞれの肌と美容法を語ります。

千吉良恵子さん

ヘア&メイクアップアーティスト 58歳

敏感肌で長年アレルギーや不眠に悩まされるも、近年の化粧品の進化に希望を感じている。Instagram:@chigirakeiko

松本千登世さん

ビューティ エディター 58歳

目下の肌悩みは肌のしぼみや肌やせ。生活を整え、肌だけでなく、体や心まで含めて調子のよい毎日を目指す。

奈部川貴子さん

美容アナリスト 鍼灸師 58歳

鍼灸を学び、顔リフレクソロジーを取り入れたケアを実践中。ナチュラルコスメにも精通。Instagram:@takako_nabekawa

大人の美しさは、肌と体と心の健康があってこそ

松本さん:もちろん年齢的な落ち込みや細かい悩みはあるけれど、私は今のほうがつき合いやすい肌になったように思います。低めながら安定しているというか。30代の頃のほうがいろいろ試しすぎていじり壊していた感じ。

奈部川さん:私も30代はトラブル続き。吹き出物の中に目があるみたいでしたけど、年齢を重ねて皮脂が落ち着き、かえって悩みが減りました。

千吉良さん:私は昔からアレルギー体質で敏感肌。でも今は低刺激なコスメが増えたし、化粧品の質も向上しているから選ぶのにも困らなくなって。

松本さん:美容液のように悩みに対応する化粧水や、美白とシワを同時にケアできるアイテムなど、ここ数年で化粧品はさらに進化していますよね。

千吉良さん:本当に。私たち世代はこれを活用しない手はない、と思う。

奈部川さん:クウネル世代は他人の目よりも、自分がどうありたいかを大事にしている人が多い気がします。私もそう。シワやシミに一喜一憂しては疲れてしまうし、完璧なお手入れなんて目指さなくていい。安くて優秀なコスメがたくさんあるし、香りが好きだからこっちを使う、でもいいと思う。

松本さん:過去の肌はもう他人の肌。そう思って私は今、その日1日の調子がいいことを目標にしています。テクスチャーや香りなど、自分がそのコスメを使って気持ちいいと思う感覚を大切に。大人はもっと気楽に美容を楽しんでいいんじゃないかな。

千吉良さん:更年期でホルモンが低下する年齢だから正直、スキンケアだけではどうにもならないこともあるけれど、インナーケアも助けになるし、美顔器で顔がリフトアップするとやっぱり気分が上がって楽しい!

奈部川さん:シミやくすみが内臓の不調のサインになっていることもあるから、美容と健康は同じ土俵で考えてケアをしていく必要がありますよね。

千吉良さん:大人の美しさは、肌と体と心の健康があってこそ。年齢を重ねてつくづくそう思うようになりました。

松本さん:やみくもにあれもこれもと手を出していた頃とは違って、経験も知恵もあるのが私たち世代。いらないものは手放して、自分に必要なものだけを残していく。そういう美容の楽しみ方ができる世代だと思います。

低刺激で効果の高い化粧品に注目。「年齢や性別を問わず使えるボーダレスコスメは、皮膚科医が開発に関わっていたり、肌への優しさと効果を両立したアイテムが多いと思います」(千吉良さん)

たっぷり使えるプチプラも優秀。「拭き取りのクレンジングなど、たっぷり使いたくなるアイテムは、大容量でお手頃価格の韓国コスメもおすすめ。保湿効果もあって満足感が!」(奈部川さん)

美顔器はいまやメイクの一部に。「美顔器はコンパクトで使いやすいアイテムが充実。メイク前や疲れているときに、肌を取り戻すような感覚で使っています」(松本さん)

『クウネル』2023年3月号掲載

写真/目黒智子(人物)、池田 敦 cask (商品)、 イラスト/アベヨシコ、取材・文/小林賢恵、編集/矢沢美香

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『クウネル』No.119掲載

パリ・東京 おしゃれスナップ138

  • 発売日 : 2023年1月20日
  • 価格 : 980円(税込) (税込)

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