気づけば今年も残すところあと2か月。クリスマスや年末年始の飾り付けも早めに準備を始めたいところです。前回はスワッグレッスンを紹介しましたが、今回は応用編としてリース作りに挑戦。リースもスワッグと同様、コツを押さえれば比較的、簡単に作れます。玄関やお部屋に飾れば一気にワンランク上のインテリアが完成! ぜひ、お試しを。
今回も、教えてくれたのは、埼玉県さいたま市にある花屋「plain」の店主・伊藤真実さん。店頭やオンラインでブーケやリース、スワッグを販売するほか、不定期でリース作りのワークショップも行っています。
基本のグリーンリースの作り方
さっそくリース作りをスタート。まずは、グリーンだけで作る小さなリースを教えてもらいます。材料は、
・植物(今回はユーカリ<グニー>を使用、5~6本)
・リース用の土台(直径約20㎝)
・リース用専用のワイヤー
の3つ。ユーカリは小さな葉が重なり合う「グニー」という品種のもの。町のお花屋さんならたいてい手に入るものだといいます。
「初めてのリース作りなら、葉が小さいもののほうが作業しやすいと思います」(伊藤真実さん・以下同)
花材を短く切り揃えるところからスタート
「まずはユーカリを短く切っていきます。出来上がりのサイズにもよりますが、今回は13~15㎝くらいにしましょう。一番太い枝は避けて、同じくらいの長さにどんどん切っていきます。ある程度切り終わったら、5~6本をまとめて、これを少しずつベースの輪に巻き付けていきます」
次に、束にして輪に巻き付けていく
巻き付ける際のポイントは、ユーカリの先端を外側に向け、根本が動かないようにリースの輪にしっかり当ててワイヤーをきつく巻き付けること。「ワイヤーを二回くらい巻き付けて固定しましょう。まとめた束が動いてしまうようなら、フラワーアレンジ用の細いワイヤー(アレンジの写真参照)であらかじめ5~6本をまとめておくのもいいと思います」。
はじめの束を付けたら、2~3㎝離して二つ目の束を同様にワイヤーで巻き付けます。
「間隔を開けすぎるとドライになったときに葉が痩せて淋しくなるので、みっちり、こんもりとしていたほうがよいと思います。長い部分はあとからカットして調整できるので、あまり細かいところは気にしなくても大丈夫ですよ」
形を整えて紐を付けたら完成!
「ベースが埋まったら、全体のバランスを整えましょう。長いものを切り揃えるほか、葉が足りないと思う部分はあとから足してもOK。抜け落ちないようにワイヤーに絡ませるといいですね」。
最後に麻紐で輪っかを作り、ワイヤーに通します。このとき、前回のスワッグレッスンと同様に長くしすぎないように注意しましょう。
花や実を加えてアレンジしても素敵
ワイヤーで巻き付ける作業が初めのうちは慣れないですが、コツをつかむとだんだんスムーズになっていきます。
「スワッグのときと同様、あまり難しく考えなくても、グリーンだけなら統一感があるのでよい感じに仕上がると思います。グリーンだけのリース作りができたら、アレンジリースもぜひお試しを。花や実をちょっと足すだけで一気に華やかになります。クリスマスや新しい年のインテリアの飾りにもぴったりです」。
plain / プレーン
住:埼玉県さいたま市浦和区高砂3-10-16高砂第3ビル
電:048-711-6986
メール:plain0811@gmail.com
結城 歩/ゆうき・あゆむ
料理エディター。雑誌「kunel」「天然生活」「レタスクラブ」などで料理や暮らしまわりの記事を執筆。夫と子どもふたりの4人で戸建に暮らす。仕事で出会う人たちから影響を受け、ていねいな暮らしを「いいとこ取り」で実践中。
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