中華料理食材専門店「日本橋 古樹軒」が開催する料理教室から、人気メニューの基本を教わるシリーズの続編をお送りします。前編に引き続き後編は普段の料理をごちそうに変身させる春巻をパリパリにする方法を伝授します。
東京・日本橋箱崎町にお店を構える「日本橋 古樹軒」は、本格的な中国料理で用いられるフカヒレやアワビ、また家庭で手軽に使える調味料や中華冷凍惣菜などを販売する中華食材の専門店。扱う食材は約500品目以上と、国内最大規模の品ぞろえを誇ります。
家庭の料理をワンラックアップ~春巻をパリパリにする方法~
春巻の皮が固くて、噛みづらいと感じたことはありませんか?春巻は、あるポイントを抑えて作るととてもおいしくなるんです。それは空気。
まずは春巻の中身の調理方法からご紹介します。
中身が出来たら、続いては巻き方についてです。
具を包むときに、1巻目はしっかりと具を抱き、2巻目はふっくらと空気を包んで巻きます。空気を入れながら、巻くことで油で揚げた時に油の通り道ができ、皮をパリパリにしてくれます。
■巻くときのコツ
具がこぼれてしまうかも。と心配になり、ぎゅうぎゅうに巻いてしまうことが皮を固くしている原因なのです。
■揚げるときのコツ
熱した油に春巻を入れ、春巻のまわりがかたくなるまで、放置します。
まわりが硬くなってきたら、菜箸を垂直に持ち底につけ、ゆっくり円を書くように菜箸を回す。こうすることで、油の温度が均一になり、ムラが出来ずにこんがりと揚がります。レストランでは、お玉の裏で春巻を優しくなでたりしてムラをなくしています。
〈ポイント〉
短時間で揚げようとすると、時間が経つと皮のパリパリ感が損なわれてしまうので、低温の油でじっくり揚げましょう。焼きムラができずにこんがりと揚がります。
日本橋 古樹軒
住所:東京都中央区日本橋箱崎町39-4
電話:03-3639-0032
※現在の営業日・時間帯はHPもしくは電話でご確認ください
※料理教室「中国料理の友」は現在休講中ですが、公式サイトでは食材の通販や本格中華レシピを公開中
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