本格的な中華料理の味を家庭で再現するのは、ハードルが高いと思っている方、多いですよね。そんな方のために、今回特別に中華料理食材専門店が開催する人気料理教室から、人気メニューの基礎を教えてもらいました。前編は、基本中の基本、シャキシャキもやしの茹で方と、春雨の戻し方です。
東京・日本橋箱崎町にお店を構える「日本橋 古樹軒」は、本格的な中国料理で用いられるフカヒレやアワビ、また家庭で手軽に使える調味料や中華冷凍惣菜などを販売する中華食材の専門店。扱う食材は約800 品目以上と、国内最大規模の品ぞろえを誇ります。
そんな「日本橋・古樹軒」では、 店舗2階のキッチンスペースを使って、一流シェフによる中華料理教室 「中国料理の友」 も定期開催しています(※ただし現在は感染症拡大に伴って休講中)。1986年にスタートした「中国料理の友」は、参加者全員で円卓を囲み、じっくりプロの解説を聞くデモンストレーション型。完成後、できたての料理を試食する時間も格別です。第一線で活躍する著名なシェフから、料理のコツを直接学べる機会は貴重で、主婦からプロの料理人まで幅広い層から人気を集めています。 料理教室では、幅広いレシピに応用できる基本食材の調理方法も伝授しています。
もやしがシャキシャキになるコツはいたってシンプル!
まずは、台所の強い味方、もやしをシャキシャキ食感に茹でるためのコツをご紹介します。これさえ押さえておけば、中華料理はもちろん、和食、洋食までアレンジ自在です。
茹でるときのポイントはたったひとつ、「水から茹でること」だといいます。水分の多いもやしは高温に弱いので、水から火にかけることでハリを失わず、シャキシャキッとした食感に仕上がるそう。
春雨をムラなく簡単に戻すには?
次は、中華食材の定番「春雨」の戻し方です。
通常は、グラグラした熱湯に春雨を入れて、菜箸でほぐしながら茹でるのが一般的ですよね。でも、もっと簡単にムラなく戻す方法があるのだとか。なんと「ほっとくだけ」。
目からウロコの中華新常識、ぜひお試しください。
続編の②では、よだれ鶏の作り方を教わります!
日本橋 古樹軒
住所:東京都中央区日本橋箱崎町39-4
電話:03-3639-0032
※現在の営業日・時間帯はHPもしくは電話でご確認ください
※料理教室「中国料理の友」は現在休講中ですが、公式サイトでは食材の通販や本格中華レシピを公開中
●家庭で役立つ‟世界のごはん”はほかにもたくさん
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文/ 権 佳恵