京都の旅でほっと一息。行きつけにしたくなる編集部の「おすすめ喫茶」5選
豊かな自然と、古くから伝わる伝統と文化が楽しめる京都。美食の街としても愛される京都には、魅力的な喫茶店も点在しています。『クウネル・サロン』ではこれまで、旅の合間にほっと一息できる京都の喫茶店を紹介してきました。その中から、おすすめの喫茶店5選をまとめてお届けします。
目 次
手作りスイーツと自家焙煎のコーヒーが味わえる『WIFE&HUSBAND』
最初にご紹介するのは、『鴨川』から程近い場所にある『WIFE&HUSBAND』。その名の通り、ご夫婦がふたりで営む小さなコーヒー屋さんです。
夫の恭一さんが焙煎した豆で淹れられるコーヒーと、妻の幾未さんお手製のドライフルーツのパウンドケーキ(通年)やチーズ、チョコレートのテリーヌ(季節メニュー)は相性抜群。
店内でほっとひと息つくほかに、店内で貸出中のピクニックセットを持って、鴨川の河川敷などでピクニックを楽しむのもおすすめ。まるで京都の街に暮らしているかのような、穏やかで静かなひとときを過ごせますよ。
なお、現在はカフェ・ピクニックともに完全予約制となっているので、気になる方はお早めにWEB予約しておきましょう。
英国仕込みのスイーツがたまらない『Kew(キュウ)』
続いてご紹介するのは、ロンドンの有名レストラン『セント・ジョン』のペストリーで修行した大木健太さんと、妻の真奈美さんが営むカフェ『Kew』。
街中からは少し離れた場所にありますが、わざわざ訪れる甲斐のある絶品スイーツが並びます。
中でも必ず食べてほしいのが、カスタードクリームがぎっしりと詰まったドーナツと、とろりととろけるような食感のチーズケーキ。いずれもイートインのみで味わえます。
英国帰りならではの洗練された内装も魅力的。京都にいながら、ロンドンを旅している気分も味わえるかも!
パリ×京都のラグジュアリーなカフェ『サロン ド テ フォション』
こちらは、「FAUCHON Meets Kyoto. Feel Paris.」をコンセプトとするラグジュアリーホテル『フォションホテル京都』内のカフェ『サロン ド テ フォション』。
エントランス正面の階段を上がると、そこはまさしくパリの“サロン・ド・テ”。プチフールとセイボリーが芸術的に並ぶスタンドが運ばれてくると、思わずため息がこぼれます。
ティーマスターが紅茶をサーブするカラーリングされた南部鉄瓶は、“パリ×京都”を思わせます。洗練されたスイーツとお茶とともにおしゃべりを楽しむひとときは、大人の京都旅にぴったりです。
1日中モーニングメニューが楽しめる『MEMEME COFFEE HOUSE』
ロンドン仕込みのカフェ、パリ×京都のカフェに続いて紹介するのは、アメリカ・ポートランドのから影響を受けたカフェ『MEMEME COFFEE HOUSE』。
このカフェの最大の特徴は、いつでもモーニングメニューが注文できること。旅の合間はもちろん、遅く起きた旅の朝に、自家製の鶏ハムにりんごのスライス、ケールなどを挟んだ〈チキンブレストサンドイッチ〉をゆっくりと味わうのもおすすめです。
侘び寂びの世界を堪能できる茶菓懐石『立礼茶室 然美』
最後にご紹介するのは、モダンな和菓子とお茶を静かな空間でゆっくりと味わえる、茶菓懐石のお店『立礼茶室 然美(りゅうれいちゃしつ さび)』。
こちらは「侘び寂びや幽玄など日本の美意識が集約した“茶の湯”の場を」という想いのもと、2021年冬に開業した茶室。
13時と16時に一斉に開始される茶席では、和菓子職人が創作する季節の果物や野菜を用いた菓子と、日本茶&カクテルのペアリングを味わう5品のコースが楽しめます。京都の街に古くから受け継がれる“侘び寂び”の世界を堪能してみてはいかがでしょうか?
『クウネル』11月号
『WIFE&HUSBAND』』『Kew』『立礼茶室 然美』写真/福森クニヒロ、ヘア&メイク/岩井裕季、編集・文/今井 恵
『MEMEME COFFEE HOUSE』撮影/石川奈都子、取材・文/野崎 泉
『サロン ド テ フォション』写真/福森クニヒロ、ヘア&メイク/岩井裕季、取材・文/中井シノブ、編集・文/今井 恵