<クウネル・サロン>プレミアムメンバー青木美詠子さんは、遺族厚生年金の記事を読んだことをきっかけに、新たな疑問が生まれてしまったようです。それを解決すべく、夫婦で年金事務所に向かいました。前回に引き続き、「老後に向けてのお金」の話をお届けします。
前回記事▼
抱いていた疑問を解決するため、年金事務所を訪れました
今回は、年金事務所に夫婦で質問に行った話です。きっかけは、ネットで遺族厚生年金の記事を読んだこと。
「40代の夫が22年勤めた会社をやめ、自営業へ。そこから数年間、年金を払っていないままで亡くなってしまい、加入期間が足りずに妻がもらえなかった」という悲劇的ケースでした。
「え、そんなことあるんだ」とよく理解していないまま調べるうち、「加入期間が25年(300ケ月)ないといけない」という記述を発見。
それで「うちの夫は何回か会社を代わったり、予備校講師でも国民年金の時代もあったけど、足りているのかな」と、私がファイルしている夫の「ねんきん定期便」を見たら、厚生年金時代の合計がやや足りないかも(現在62歳でまだ働いていますが)。
夫と遺族年金のことは話ずみなので、この件も夫に言い、ふたりで調べてみましたが、よくわからず。それでこの機会に前から話に出ていた年金事務所に、一緒に相談に行ってみることにしました。電話でも聞けるのだと思いますが、対面のほうがしっかりわかりそうなので。
数日後、「日本年金機構」の「来訪相談のご予約」番号に電話し、近くの管轄事務所の空きを調べてもらいました。が、予約できたのは、なんと1ヶ月半先!たまたま私達が行ける日と合わなかったのかもしれませんが混んでいるようです。相談枠はひとり30分だったので、夫とふたり分で1時間予約し、並んで話を聞くことにしました。
いざ、当日は質問メモも持ち、やや緊張して事務所へ。担当の方は「年金の記入モレ」がないか確認した後、親切に質問に答えてくださいました。
聞きたかった25年の件は、結論から言うと「厚生年金期間が25年という意味ではなく、国民年金など、すべて含めて」らしいので、うちの場合、もう25年は十分超えていて、すでに資格はあるとのこと。ほっとしました。
でも後でネットで調べたら、25年なくても厚生年金に加入中ならば大丈夫なようですが、条件もあるそう(全体的に難しいので、そういう意味でも年金事務所で聞くと安心です)。
その件が無事解決したので、次に「ふたりが何歳で何をしたらいいのか」の確認。私は会社を代わる間の4ヶ月(当時、誰か教えて~)や、学生の期間が未納なので来年60歳になったら、再び任意加入して国民年金を払う手続きをします。私の場合、そうすると年金が少しだけ増え、10年で元が取れるそう。
この件だけは最初の「ねんきん定期便」が届いた2009年に、自分の未納分に気づき、「ねんきん定期便専用ダイヤル」に確認してメモっていたので、理解が早かったです。また同時に「付加年金(+400円)」の手続きもすると、ずっと+200円受け取れ、2年で元が取れるそう。
最後に「年金の繰り下げ」について質問。年金特集などでもよく見かける「厚生年金はもらい、国民年金だけ繰り下げ」とか、「妻の年金だけ繰り下げ」とか。ここでアドバイスがもらえるわけではありませんが、「これを繰り下げると、これは支給されない」など教えてもらいました。
そして、あっという間に1時間。最後には頭がパンパンでしたが、やはり対面はわかりやすくてよかったです。ネット情報の難解さが、専門家によって一気に晴れたよう。
でも全然知識なく行くと、「それ何ですか?」で、すぐ30分(ひとりなら)終わりそうなので、少しは勉強して行くとよいかも。また今後もわからないことがあったら、予約して聞きにきていいそうです。
帰り道、夫と「来てよかったね」「疑問が解けた」などと言い合いました。無料で相談できるので、早いうちから、現状でできることがあるのかや、将来の年金把握のために行ってみるのもいいと思います。
\aokimi’s memo/
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