【ワタナベマキさんの蒸し料理①】実はお手軽、いいことづくめ!10分以下で作れる簡単レシピ。

さわらの紹興酒蒸し

料理研究家のワタナベマキさんに簡単で美味しい、蒸し料理のレシピを紹介していただきました。普段の献立には登場しないイメージの蒸し物ですが、このレシピを活用すれば、イメージが変わるかもしれません。頑張りすぎず、栄養満点に作れる絶品レシピです。

ワタナベマキさん

「蒸し料理はハードルが高いって思っている方、意外に多いのですが、そんなこと全然ないんですよ」と、ワタナベさん。

素材を用意して、蒸し器にクッキングシートを敷いてのせる、あるいは耐熱の器に盛って、蒸気のたった蒸し器に入れるだけ。蒸し上がるまでは、他のことをやっていていいし、少しくらい蒸し過ぎても大丈夫。蒸し豚のような肉の塊の調理にはそれなりの時間が必要だけれど、ここで紹介した料理の蒸し時間はみな10分以下というスピード感も、日々の料理にはうれしいポイントです。

「お手持ちの昔ながらの蒸し器でも、鍋にセットするフリーサイズのものでも、作り方や時間に変わりはほとんどありません。私は中華せいろを使っていますが、これは重ねて調理できて、便利です」。茹でるのと違って、素材の栄養やうまみが逃げ出さない、油をあまり使う必要がないからカロリーダウンで、キッチンも汚れない。いいことずくめの蒸し料理、これは作ってみる価値大、ですね。

■recipe1 蒸し野菜

中華せいろは重ねて加熱ができるのが便利。野菜の下では、豚肉を加熱中。

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最もシンプルで、蒸し料理のおいしさを味わえるレシピ。火が通りやすい野菜は大きめに、通りにくいものは小さめに切って、仕上がりを調整して。

●材料(2人分)

かぶ…2個
かぼちゃ…100g
新玉ねぎ…1個
にんじん…1/2本
にんじんの葉…適量
オリーブオイル…大さじ1
塩…小さじ1/3

A
レモン汁…大さじ1
レモンスライス(半月切り)… 1枚
ナンプラー…小さじ1

B
花椒(ホワジャオ)…小さじ1
塩…小さじ1/3
※花椒はフライパンで軽く煎り、 包丁で粗く刻む。

●作り方

①かぶは洗って、皮つきのまま2~4等分に切る。かぼちゃは3㎝角に切る。新玉ねぎは皮をむいて、4等分に切る。にんじんは皮をむかず、縦3等分に切る

② 蒸気のたった蒸し器に①を並べ、強火で約7、8分蒸す。かぼちゃかにんじんを串などで刺し、柔らかくなったら火を止め、2、3等分に切ったにんじんの葉をのせて2、3分余熱で火を通す

オリーブオイルと塩、合わせたA、Bなどを添えて食べる

■recipe2 さわらの紹興酒蒸し

最後に黒酢を加え、まろやかな味に仕上げる。

火の通りやすいアスパラガスは途中で投入。

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クッキングシートを敷いてさわらを加熱 。シートは水分をもらさず、蒸気は通す優れもので、蒸し料理には欠かせない道具です。

●材料(2人分)

さわら…2切れ
アスパラガス…7、8本
しょうが千切り(水にさらしておく)…1片分
塩…小さじ1/3
紹興酒…大さじ2

A
しょうゆ…大さじ1
黒酢…大さじ1
ごま油…小さじ1

●作り方

①さわらは塩をふり約10分おき表面の水分をふく。アスパラガスは根元の硬い部分の皮をむき縦に2等分に切る。太いものは4等分に。

②クッキングシートにさわらとしょうがをのせ紹興酒をまわしかけ、蒸気のたった蒸し器に入れ、強火で約7分蒸す。

③アスパラガスを加えてさらに2分蒸し、Aをまわしかける。

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『ku:nel』2021年5月号掲載

写真 公文美和 / 取材・文 船山直子

 

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