最近のお出かけといえば、もっぱら「地元(近所)のお店」という方も多いのではないでしょうか。そんなとき、気を張ったおしゃれは必要ないけれど、ゆるすぎるスタイルも、大人としては少し心もとないですよね。そこで今回は、〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーの寺本美樹さんに、こんなときこそ楽しみたい‟ご近所服”を見せていただきました。
コロナ禍以前から、お休みの日やちょっとした空き時間に、寺本さんが足繁く訪れてきた場所があります。それは、カフェ。自宅近くのカフェや、馴染みのお店には、たいていひとりで向かいます。
「たとえば代々木公園近くの『CAMELBACK sandwich&espresso』さんは、以前職場が近かったこともあって、オープン直後から5年間はほぼ毎日通う常連でした。今は週一ペースに落ち着きましたが、おいしいコーヒーやサンドイッチ、そしてスタッフの方々との他愛ないおしゃべりが、なにより楽しくて寛げます。こんなご時世だからこそ、人の温もりを感じられて、ほっとできる場所があるのは本当にありがたいですね」
そんなお散歩タイムや近所のスーパーへ向かう際、寺本さんはリラックスできる「カフェT」を、好んで着ているのだとか。カフェTとは、カフェがオリジナルで制作しているTシャツのこと。
たとえばこの日選んだのは、豊島区の東長崎にある名店『 MIA MIA(マイアマイア)』の、ポップなロゴ入りTシャツ。
「マイアマイアさんは、わたしの住まいからはちょっと遠くて、日常のテリトリーからは外れた場所なんです。それでも数か月に一度行きたくなるのは、行けば必ず素敵なオーナーのヴォーンさんご夫婦からエネルギーをいただけるから。コーヒー以外にも、ドーナツや焼き菓子が絶品で、とくに、素朴なココナッツのクッキーは最高におすすめです! カフェTを着るのは、かわいらしさや着心地の良さももちろん理由のひとつですが、そのお店のサポーターというか、応援させていただくという気持ちが大きいですね」
さらにもうひとつ、寺本さんの‟普段着”に欠かせないアイテムが、ヒールの靴。わざわざ? オフの日に? と不思議に思いましたが、そこには納得の理由があるのです。「近頃滅多にヒールの高い靴を履かなくなって、たまに履くと頭も足も痛くなって、すぐ帰りたくなっちゃうんです。だから、ご近所散歩のときこそトレーニングを兼ねて履いて、体を慣らしています。もし痛くなっても、すぐ帰れますしね!」
写真 近藤沙菜/取材・文 権 佳恵
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