【ささやかな贅沢始めました3】木村衣有子さんが自然体で見出す、ワンマイル圏内の幸せ

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遠出が難しく、自由に人に会うこともままならない昨今。そんな中、いつも自然体で、衣食住を当たり前に楽しむ文筆家の木村衣有子さんに、新たな‟相棒”を教えていただきました。

情緒溢れる東京下町に長く居を構える木村さん。これまでにも増して、お出かけはご近所中心となり、新たなアイテムを取り入れ始めたそう。
「今までは、帽子といえば、つばのあるハットが好みでした。でも、マスクを着けることが習慣になったら、ぐるりと視界が覆われるハットでは、全身のバランスも気持ちも、少し重たくなってしまうんです。キャップはマニッシュな装いにも合いますし、多少髪が乱れていてもカバーしてくれるので、少しずつお気に入りを揃えています」

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お気に入りは、アメリカ初の老舗ブランド「フルーツ オブ ザ ルーム」の品(木村さん着用のピンクのもの)。その他「ヘリーハンセン」など、アウトドアブランドも多数所有。「ナイロン素材は、軽量で折り畳めるので便利ですね。西武ライオンズの試合を観戦する時は、もちろん球団の青いキャップを」

さらに今春は、自宅で本格的なジャム作りにも挑戦。旬の果実を使ったジャムは新鮮で、優しい甘みが魅力です。
「特別、お金をかけた贅沢ではありませんが、日々の糧よりもちょっと色気のあるものを作るのは楽しいです」

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「無性に果物の香りと手触りが恋しくなって」始めたジャム作り。手前の瓶は、丁寧に仕込んだ、旬のイチジク&ピオーネ、そして秋田県産の薫り高い西洋梨を使ったジャム。研究のために買い集めた市販のもの(写真奥)と比べて、自然な味わいで、手土産にも喜ばれているそう。

『ku:nel』2021年1月号掲載
写真 近藤沙菜 / 取材・文  権 佳恵

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