日常のおしゃれを支えてくれる様々なアクセサリーたち。長年愛する物には、様々な出会いや思い出があるのではないでしょうか。おしゃれを演出するアイテムとしてだけでなく、自分らしさを支えるお守りのようにもなってくれるようです。スタイリスト・chizuさんとセールス ディレクター・高山美奈さんの、とっておきアクセサリーをご紹介します。
スタイリスト chizuさん
リングが仕事のオンオフのスイッチの切り替えに 。
器に触れる機会が多いスタイリストのchizu さん。
「仕事柄、邪魔になるのでアクセサリーはあまり着けないんです。でもオフのときにこのリングをよく着けます。シンプルな中に遊び心もあるクリストフルの銀食器が大好きなので、そのブランドのものを身に着けられるというのが、食器を扱う仕事をしている自分にしっくりくるし、落ち着きますね」
chizu/チズ
主に食関連やインテリアなどのスタイリングを手がけている。ファッションセンスのよさでも知られ、著書に『私をぐっと素敵に見せる大人のおしゃれのひとさじ』がある。
セールス ディレクター 高山美奈さん
母を身近に感じ、パリを思い出して。
高山美奈さんが、本誌の取材ページでもいつも着用しているのはオニキスリング。
「働き者だった母がずっと着けていたもので、約20 年前に亡くなったときからするようになり、今ではすっかり私の人さし指になじんでいます。ちょうど今、母が亡くなったときの年齢に自分がなり、その頃の母と似てきたなと思ったり」。
また、「シュバリエリングを着けたり、ロケットを触ったりすると、メランコリックにはならないが、パリでの楽しい記憶がよみがえる」そうです。
高山美奈/タカヤマミナ
パリ発のコスメブランド、オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー勤務。35年間暮らしたパリから4年前に帰国し、東京で暮らす。
『ku:nel』2021年5月号掲載
写真 松永学 / 取材・文 黒澤弥生
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