流行にも年齢にも左右されず、通年どんなトップスとも相性が良いデニムパンツ。ちょっとした着こなしの工夫で、幅広いおしゃれを楽しめることが魅力です。今回は実際に愛用している名品を、canaria_rs(カナリア)さんに見せていただきました。
■『Deuxieme Classe』のブルーデニムは、腰回りゆったり&ゆるテーパードで着心地抜群
購入したのは7年ほど前。急にデニムをアップデートしたくなり、 セレクトショップを片っ端からチェックしては試着を繰り返す中で出会った、運命の1本が『Deuxieme Classe(ドゥーズィエムクラス)』のデニムです。
腰回りはゆとりのあるハイウエストで、シルエットはほんのりテーパード。しかも、あえてサイズアップしたものを購入しました。最初はジャストサイズで試着していたのですが、なにかが違う……。そこでサイズを上げてみたところ、抜け感のある理想のシルエットが!
ウエストはやや大きいですが、ずり落ちてくるほどではないので、トップスをインして調整したり、あえて腰履き気味でゆるいおしゃれを楽しんでいます。
ちなみに、今回紹介した『Deuxieme Classe』の同デニムは終売していますが、『RED CARD TOKYO(レッドカードトーキョー)』の〈Anniversary HR ハイライズスリムテーパードデニム〉は、わりと形が近いような気がします。
■シャープな『ZARA』のブラックデニムは大人に嬉しい機能満載
これまであまりブラックデニムには縁がなかったのですが、今年、素敵な一本を見つけました。『ZARA』の〈くるぶし丈ベルボトムパンツ 〉のブラックです。良い意味でデニムっぽく見えない色味なので、カジュアル過ぎず、品よくまとめてくれる優秀アイテムです。
これ、ストレートっぽく見えるんですが違うんです。もも周りは適度なフィット感がありつつ、膝下からはほんの少しだけフレアという、計算された絶妙シルエットなので、足が細く長く見えるんです。適度なストレッチが効いているので動きやすい点も、日常着には大切なポイントですね。
■ベーシックな『ZARA』のブルーデニムは古着っぽさもかわいい
こちらは、数年前に購入した『ZARA』。じつは同じようなZARAのブルーデニムを2本所有していて、どちらもやや細身のストレートですが、生地感が少し異なり、それぞれ春夏用&秋冬用として使い分けています。
春夏は、そのまま着用するのでジャストサイズで。秋冬は、防寒としてパンツの下にタイツやレギンスを仕込むことが多いので、少しサイズを上げて選びました。どちらも、流行に左右されないベーシックなシルエットと、古着っぽさのある色落ちがとっても気に入っています。だいぶ色落ちも進んできたので、重たくなりがちな冬のコーデを明るくしてくれる効果が嬉しいです。
デニムに限らずなのですが、気になった服があったとき、私はすぐにお店に電話をかけて在庫や発売日を確認し、お取置き可能の場合はお願いします。その後、なるべく早めに店舗へ出向き、試着させてもらっています。 とくに人気のデニム(及び人気のサイズ)は光の速さで完売してしまうことが多いので、Instagramや雑誌で「これ、素敵!」と思ったら、ぜひお早めに動いてみてください。
◆◇今月のカナリア通信◇◆
20代で一人暮らしを始めた頃から、なぜかずっとパジャマが好きで、あれこれ試してきました。今でもパジャマ好きは健在で、色々な色柄を集めています。最近出合ったのが『PETIT BATEAU(プチバトー)』の〈プリント長袖パジャマ〉。
上質なオーガニックコットンは極上の肌触り。Lサイズにしたこともあって、体のどこにも締め付けがなく、着心地はまさに夢心地。買ってしばらくは夫から「派手だわーーー」と失笑されていましたが、人は慣れるものです。能天気な上下ハート総柄で爆睡する53歳の晩秋、悪くありません。
canaria_rs / カナリア
1969年生まれ。プチプラアイテム中心のコーディネートや着回しを自撮りしたInstagramや、10個下の夫との暮らしぶりを綴ったブログ『Canaria Style』が、大人の女性たちから共感を集める。不定期で販売する自作のアクセサリーや、アパレルブランド『Zelal』とのコラボアイテムも人気。