風水上でもとても重要とされる玄関。傘立てやドアのマグネットなど、さまざまなものを置いていませんか?整理収納アドバイザーの青木美詠子さんは「ベッドルームと同じくらいクリーンさが大切」といいます。
今回は玄関です。上の写真は玄関側からで、パントリーの扉が正面に見えています。家の顔とも言える玄関で決めていることは、「見えるところには、ほぼ何も置かない」です(狭いし、置くところがない設計にしていますが)。
うちも非常に物が多い場所もあるのですが、ここはベッドルームなどと同じく「何もなさを死守」し、いい空気に保ちたい場所なのです。
本当に玄関に必要かを一度考えてみる
さて、ネット画像などで、いろんなお宅の玄関を見ると「これは玄関じゃない場所に置いてもいいのでは?」と思うことも多いです。
たとえば、衣類。今はコロナ禍の配慮もあるとは思いますが、フックがあると、コートや鞄などが乱雑に掛かり、きれいに見えないのでは。なので、あえて使わず「衣類は絶対にクローゼット」と1か所で管理するほうが、衣類のあちこち置きの習慣を断てそうです。
同じくドアにマグネットで小物や鍵、掃除道具などを取り付けるのも、見た目がごちゃつきそう。マスクもそれを引き金に物が増えたり、乱雑にならなければよいですが(うちはクローゼットに)。ちなみに鍵は、私は勝手口からよく自転車で出るので、リビングの棚に。夫もそうですが、鍵は自分の机の引き出しです。鍵も玄関でなくてもいいんだ、と気づきました。
傘立てって本当に必要?
傘立ては長年探し中なのですが、セミナーのお客様用に必要で、とりあえず300円ショップのブリキの傘立てを購入。でも日頃は濡れた傘をすぐ玄関や風呂で広げて乾かし、翌日たたむので、自分達に傘立ては不要だとわかりました。そのほうが、たたきの掃除も断然ラク。
家族が多い方ならそうもいかないでしょうが、傘立てが「常に必要か?」も一考の価値ありです。雨の時だけ、小さなものを出すとか。またお宅の傘の必要本数も数えてみてください。
もし玄関がいつもごちゃごちゃしているなら、物を減らすのも大事ですが、またじわじわ増えないよう、「これは玄関じゃない場所に置けないか?」という仕組みづくりも考えてみてください。何かひとつ置いてしまうことで、ここはいろいろ置いてもいいところ、とならないように。玄関なら、わりとすぐ、すがすがしい場所にできます。