自宅で過ごす時間が増えたいま、居心地の良い場所づくりは、多くの方が求めていることです。グラフィックデザイナー山本麻季子さんにとって、自宅が好きになるポイントは窓からの風景でした。毎日変化する窓からの風景が、ご機嫌をつくっているのだとか。
床面積は決して広くはないけれど、 畳の和室とコンパクトなキッチンなど、部屋の広さにメリハリをもたせた間取りです。
2階の大半を占める和室は「山の景色を眺めながらお昼をたべたり、昼寝をしたり、天井のプロジェクターで映画鑑賞会をしたり」と、フレキシブルに活用しているそう。六国見山という正面の山は四季折々の季節が楽しめ、左手には富士山も大きく見えます。
「家中どこに居てもそれぞれの景色が眼に入るので、忙しくても通る度に窓の外を見るとほっとします。 14年住んでも、建てたときのテンションがそのまま続いていて、嬉しくってしょうがない」と麻季子さんは言います。
豊かな気持ちを育み、ずっと居たくなる我が家です。
山本麻季子/やまもとまきこ
WEBサイトの作成を中心に、アジアの手織り布を扱う葉山のギャラリーPONNALETの一員としても活動。C G 映 像関連の大学で教鞭を執る夫との二人暮らし。自宅でのデスクワークのかたわら、天気のいい日は近くの山を走ったり、敷地内の小さな畑での野菜作りも。
ku:nel 2021年7月号記載
写真 目黒智子 取材・文 黒澤弥生
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