大人の遊び心あるコーディネートが人気の〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーの寺本美樹さん。寺本さんにとって、雑誌は「人生の中で欠かせない刺激物のひとつ」。そんな雑誌を愛する寺本さんが、今携わっているのが『Konfekt』。この新雑誌の魅力を紹介していただきました。
政治、経済からファッション、旅、アート、デザインまで幅広い内容を独自の視点で取り上げ、洗練されたデザインが支持されている雑誌『MONOCLE』。寺本さんは、『MONOCLE』東京支社に併設されているショップでお仕事をされています。たくさんの出版物の中でも寺本さんが注目しているのが、2020年12月に創刊された季刊誌『Konfekt』です。
Konfekt(コンフェクト)とはドイツ語で「スイーツ」を意味するそう。『MONOCLE』同様、ファッション、トラベル、フード、デザイン、ライフスタイルなど、世界のさまざまなカルチャーを扱い、『MONOCLE』の妹的なポジション。
年齢やジェンダーにとらわれないコーディネートや「こんな暮らしをしてみたい」と思わせるライフスタイルが美しい写真とともに紹介され、ページをめくる手が止まりません。シンプルさの中に見える細部へのこだわりや、引き算することの美しさに目を奪われるページばかり。創刊号では、日本からLoeff、Skwat、Mame Kurogouchiのショップに加え、fog linen worksの関根さんとのインタビュー、キミノドリンクが掲載されています。
雑誌を開くと、巻頭には世界地図が描かれたページが。さまざまな国にライターやスタッフが在住していることに驚きます。世界中から選び抜かれたストーリーや情報が掲載されているのが『Konfekt』なのです。日本からはどんな情報が掲載されているのでしょうか。
「東京オフィスにある日本の編集部から発信している内容は、〈住んでるからこそ感じられること〉が面白いなと思っています。支社長のイギリス人のフィオナさんも日本在住が長く、お子さんも日本で出産しています。日本に染まって日本を感じて記事を書いているんです。特に東京オフィスでは、伝統的な物事も追いかけながら、新しく生まれたファッションブランドやお店などもフィーチャーしていて、個人的には『不易と流行』を意識しているように感じます」と寺本さん。
「日本には、何代も続く老舗や職人がたくさんいて、海外の人たちはそこにとても興味を持っています。情報が溢れている現代において、いかに『Konfekt』らしい大手が記事にしない、品格のある内容を常に意識しています」
世界各国の情報と並んで紹介されている日本のブランドや情報を見ると、知っていたこともなんだか新鮮な気持ちで、改めて見れる気がします。知らなかったことは、足を運んでみたり試してみたくなる、そんな情報がぎゅっと詰まった雑誌『Konfekt』。おうち時間のおともに、インテリアのアイテムとして手に取ってみてください。
Konfekt
オンライン書店などで購入可能。東京・富ヶ谷にあるモノクルショップでも販売。
The Monocle Shop Tokyo
東京都渋谷区富ヶ谷1-19-2
TEL : 03-6407-0845
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◎ 寺本美樹さん流カスタマイズおしゃれ。好きな服はアレンジして着続けます。
◎ おしゃれ上級者・寺本美樹さんのセルフヴィンテージ。1993年の『コム デ ギャルソン』がかっこいい。