訪日外国人急増で話す機会もあるかも!?英会話上達のコツは楽しんで続けること

〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーのKayoさんこと、重盛佳世さん。38歳で会社を辞め、直感に導かれるままイギリス留学を決めました。英語の本を多数、出版しているKayoさんに、「英語習得のコツ」を伺いました。

自分に合ったメソッドを見つけよう

先日編集の方から、今回の記事のネタとして、「訪日外国人も増え、英語に触れる機会も増えていると思うので、英語学習のコツや、海外旅行で少ない英語知識でも意思疎通をするための工夫など、英語にまつわるコツはいかがでしょうか?」とアドバイスをいただきました。

このように、「どうやったら英語が上達するのですか?覚えられるのですか?」という質問を多くの方からいただきます。が、そんな私も英語学習には本当に苦労した話をご紹介させていただきます。

アラフォーの留学時代、実は私も英語に行き詰って、学校の先生や友人など、ありとあらゆる人たちに同じような質問をしていました。それに対してのアドバイスは人それぞれ。

●「海外映画を英語の字幕付きで観るといいよ」とか、
●「図書館にある子供用の朗読CD付きの物語を聴き返して、そのストーリーを自分で書けるようになったら上達するよ」とか、
●「きれいな発音で話すBBCラジオを聴いてみれば?」
●「とにかく本を読むのがおすすめ」とか、人によっては、
●「100回書けば嫌でも覚えるよ(苦笑)」などなど。

図書館での子供への読み聞かせイベントにも参加させてもらっていましたが、私のレベルは子供以下(涙)。

とにかく必死だった私はそれぞれのアドバイスを実践しましたが、残念ながらどれも長続きせず、すぐに挫折。私の場合、とにかく覚えることが苦手で、これはアラフォーという年齢のせいではなく、学生のころからのことでした。それでも“一念発起の挑戦”でしたから、何が何でも結果を出さねば!ととにかく続けたのが「ノート作り」だったのです。

覚えられないのなら、とにかく書き留めよう!と、最初は学んだことを片っぱしからノートに残していました。そして、それらがある程度溜まったところで、(“覚えやすいように”ではなく)、“見やすいように”編集作業をしていたのです。

留学時代は日々学校に通っているので、覚えることはどんどん増えていきますが、ある程度の土台ができれば、あとはそこに新しい情報を足していくだけ。その情報がいっぱいになると、また見やすく編集し……と、そうやって何度も繰り返していくと、ふつうは少しずつ頭に入ってくるのですが、私の場合、英語を覚えることより、「見やすいノートを作る」ことに力を入れてしまいまして…。結局、ノート作りは向上していくものの、英語力は思った以上に上達しなかったのでした。

留学時代。若い子たちと一緒に学校生活を満喫。私(前列左)の横にいるクレア先生とは今でもメールやカードのやり取りをしています。

長続きするために、「好き」や「楽しい」要素を散りばめて

英語学習よりも英語のノート作りに没頭した、そんなズレた私でしたが、ノートに納めた内容は1枚の画像として私の脳裏にしっかりインプットされていたのでした。ですので、学校の授業や日常生活で分からない事が出てくると、「ああ、あのページにあったな!」と、即ノートでチェック。

私の作ったノートは「辞書代わりのお助けノート」になっていたのでした。留学後も、私はそのノートのブラッシュアップにハマり、この作業を繰り返しているうちに、少しずつ英語を覚えていったのでありました。

覚え方は人それぞれ。耳がいい人は、一度聞いただけでもニュアンスが分かり習得してしまいます。海外ドラマが大好きで、観ているうちに覚えられる人、ラジオや音楽を聴いて覚える人や、外国人の友人を作って慣れていく人など……。私の場合は、たまたま図式化したり絵を描く作業が好きで、自分のためのオリジナルノートを作るのが楽しくて続けていたので、時間はかかりましたが基本的なところは覚えることができました。

当時の「お助けノート」は、後に書籍にしていただけました。今ではこの本が辞書替わりです。

イギリス留学時に最初に苦悩した「時計の読み方」をまとめたもの。

解り難い形容詞や副詞の表現は図にして理解していました。

何かを習得するということは簡単なことではありませんが、そこに「好き」とか「楽しい」を加えて、(他人と比べず)自分のペースでやっていけばよいと思います。『継続は力なり』というように、続けていけば少しずつ身になっていって、それが小さな自信につながります。

「まだこれしかできていない」ではなく、「これだけできた!」とプラス思考で!!!と、今はこんなふうに言えますが、留学時代の私はいつも焦って嘆いていたので、これは当時の自分に言ってあげたい言葉です(笑)。

ちなみに……英語は使っていないとすぐに忘れてしまいます。ですから私の場合、訪日外国人をお助けするコンシェルジュの仕事をして、英語を使う環境を作っております。

全くダメな英語が1年で話せた!アラフォーOL Kayoの『秘密のノート』

*電子書籍もあります。
https://www.amazon.co.jp/dp/4838725159

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