花の都・東京への憧れは今も…島田順子さんに聞いた「私の好きな東京」(後編)

イギリス製のサンダース・ウォーターフォードの水彩紙(写真・左上/奥3,740円)は、日本で製本することで使いやすい工夫が施されています。このビルで意外と知られてないのが、11階に水耕栽培による野菜工場があり、見学もできること。その野菜を使った料理は12階のカフェレストランで提供されます。

7階は各種の画材のほか、色や質感が異なる紙のバリエーションは1,000種類以上。

高い技術に裏打ちされた上質な筆の品揃えは圧巻です。

「お香やお線香など、仏様の周りのものも揃う」ので、島田さんも愛用。

店名にちなんだ鳩のモチーフを配したビルは銀座のランドマーク。

1階には、オリジナルの葉書や便箋などをはじめ、紙製品が並びます。

島田さんが顔なじみだった八代目当主が亡き後、九代目当主を継いだのは息子の矢﨑大貴さん。ステンレスの包丁が使えないという島田さんは、うぶけやの包丁を自ら研いで愛用しています。

昨年末に購入したのはこの3点。「裁ちハサミはアトリエのスタッフのために。「裁ちハサミはアトリエのスタッフのために。包丁はフランスの友人に、東京に行ったら買ってきてと頼まれて。そして自分用の爪ヤスリ。削れ方が別格で、もう最高ですよ」

「私の好きな東京」を著名人がナビゲート。年2回の展示会の時期にフランスから一時帰国するというファッションデザイナー・島田順子さんが、海外に住んでいるからこそ ...[続きを読む]

『クウネル』2024年5月号掲載 写真/松永 学(島田さん)、目黒智子、取材・文/黒澤弥生

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