夏の知的パワースポット。朝ドラ『らんまん』の牧野富太郎作品にも触れる『植物と歩く展』と牧野記念庭園

練馬区立美術館で開催中の『植物と歩く展』(最寄駅は中村橋駅)を見てきました。今話題の牧野富太郎氏の植物図なども展示され、植物好きにはたまらない展覧会となっていました。

植物と歩く展

植物と歩く展』は明治以降から現代に至るまでの、植物を題材とした作品を見ることができる展覧会です。朝ドラ『らんまん』でおなじみ牧野富太郎の精密な植物図や標本もボタニカルアートのように展示されており、植物好きとしては興味深い内容でした。

メインビジュアルである、草むらの中に鳥が2羽描かれた〈野霧(佐田勝)〉にも魅了されました。繁殖した草を、空間を覆い尽くす”霧“としてとらえる感性……!

活けられた花、枯れる葉、鑑賞対象になりにくい雑草、造船のための木材、芽吹く土壌など、芸術家の置かれた環境により写実対象や画材が変わるのもアートの面白さだと勉強になります。

美術館をまわった次に、沿線の数駅隣り、大泉学園駅近くにある牧野富太郎の『牧野記念庭園」( @makinomemorialgarden )にも伺いました。

晩年、山に登らなくなってから生涯を終えるまでの邸宅跡地で、蔵書が積み上がる書斎『繇條書屋(ようじょうしょおく)』や、愛用していた採集道具も見ることができます。

自然の力が作り出す涼しさに驚きで、木々がそよぐ空間に癒しとパワーをもらいました。『植物と歩く展』と牧野記念庭園はこの夏におすすめしたいスポットです。(ライターY)

練馬区立美術館コレクション+『植物と歩く』

住:練馬区立美術館 東京都練馬区貫井1-36-16
会期:2023年7月2日(日)~8月25日(金)
開館時間:10:00〜18:00 ※入館は17:30まで
休:月曜日(ただし、7月17日(月・祝)は開館、7月18日(火)は休館)
練馬区立美術館公式HP 練馬区立美術館公式Twitter

練馬区立牧野記念庭園

住:東京都練馬区東大泉6-34-4
開館時間:9:00〜17:00 ※ただし、企画展と講習室での映像視聴は9:30〜16:30
休:火曜日(火曜日が祝休日にあたる場合は、その直後の祝休日でない日)年末年始(12月29日〜1月3日)
牧野記念庭園公式HP 牧野記念庭園公式インスタグラム

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