洋食の町、神戸。旅行中に最も気に入った店の一つが、『にしむら珈琲』。旅の始まりはココから。豪華なモーニングと温かいコーヒーをいただき、エネルギーと癒しをチャージしました。

『にしむら珈琲』は1948年、戦後まもなく神戸に開いた老舗の喫茶店。クラシカルな外観と内装からはラグジュアリーな雰囲気が漂い、歴史と文化を大切に守る神戸の街になくてはならない名店です。

インテリアに重厚感があり、客層も落ち着いています。朝からきちっと身なりを整えている紳士淑女の姿も。みなさんのお目当てもモーニングのようで、思い思いの朝を過ごされていました。

さて、著者が注文したのは、「フルーツセット」（900円）です。ドリンクはホットラテをチョイス。オープントースト、フルーツポンチがセットになっていました。

オープンサンドは、からしバターにホワイトアスパラガス、レタス、トマト、ベーコン、マヨネーズを合わせていて、これが絶妙な塩梅。ベーコンの焦げ目も、トーストの焼き具合も、どこをとってもエクセレント。生野菜も切りたてで、とても瑞々しいのです。

フルーツポンチは丁寧にカットされたフルーツの中に、1粒だけ浮かんだチョコレートに癒されることでしょう。

「モーニングセット」を一人で食べるには少しボリューミーに感じたので子どもとシェアすることにし、スノーマンを表現した「お子様アイスクリーム」（650円）も注文。この愛らしいこと！ フレッシュなメロンとオレンジが添えられ、アイスもクリームもたっぷりでした。

神戸の朝は、優雅な空間とモーニングが味わえる『にしむら珈琲』からスタートしてみてはいかが。