非日常の優雅な空間で過ごせると、「アフタヌーンティーを楽しむ活動=ヌン活」が人気ですね。
この時期、カフェやホテルではそれぞれ自慢のアフタヌーンティーメニューがスタートし、華やかなテーマやオリジナルのコンセプトも必見。
ヌン活をより楽しむために、「アフタヌーンティー」の簡単な基礎やマナーとともに、注目のホテルやカフェで開催される「アフタヌーンティー」を、前編(カフェ編)・後編(ホテル編)に分けてご紹介します。
人と地球にやさしい、オールヴィーガン
「SABON ヴィーガンアフタヌーンティーカフェ」
緑溢れるこの季節、中目黒の川沿いにある『SABON l’Atelier SPA』では、「SABON ヴィーガンアフタヌーンティーカフェ」が期間限定でオープン。
SABON「プチマルシェ リミテッドコレクション」の限定発売を記念して、〈人と地球にやさしい〉をテーマとした、オールヴィーガンのアフタヌーンティーです。
動物性原料を含まないだけでなく、例えば、さまざまな理由により市場で値がつきにくくなったフルーツで作る日替わりジャムをスコーンに添えたり、美しいお花でも市場で規格外と判定されたり、需要より多く生産されたことで廃棄予定となった「ロスフラワー」も積極的にデコレーションとして使用。
紅茶は「プチマルシェ リミテッドコレクション」のワイルドペアをイメージしたルイボスティーベースのオーガニックドライフルーツティーなど、全3種類を楽しむことができます。
また、『プチマルシェ コレクション』のワイルド・ペアー/ジンジャー・オレンジ/ラベンダー・アップルのいずれかの香りの「シルキーボディミルク」(50mL)がお土産に。
目黒川沿いの自然を背景に、プチマルシェの世界観やコレクションにインスパイヤーされたテーブルセッティングも美しく、心も体も癒されること間違いなしです。
SABON l’Atelier SPA SABON ヴィーガンアフタヌーンティーカフェ
住:東京都目黒区上目黒1-17-3
価格:6,050円/1名(税・サービス料込)
※ご予約いただいたお客様を優先に、空き状況に応じて当日もご案内が可能
開催中:5月26日(木)~7月13日(水)
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「アフタヌーンティー」の基礎知識とマナー
1800年頃にイギリスから始まったとされる「アフタヌーンティー」は、遅い夕食前にお腹を空かせた貴族たちのために、15時頃に軽食とお茶を出し始めたのが起源とされています。
現在ではさまざまなスタイルでのアフタヌーンティーが提供されていますが、基本のマナーはだいたい同じ。
通常、ティースタンドは下から1.サンドイッチ(軽食)のお皿、2.スコーンのお皿、3.スイーツのお皿と3段で構成されるので、下から順にナイフとフォークで、小皿に取って食べ進めます(スコーンは手でちぎりましょう)。濃い味のものから食べてしまうと味がわからなくなるため、味が薄いものから食べるといいでしょう。
紅茶を飲む時は両手で、カップだけでなくソーサーも持って飲むこと。カップだけを持つことは、(カップを直接持てる=)ぬるいお茶を飲んでいるという意味を持つため、もてなす側への失礼な態度になってしまうそう(!)。
イギリスの紅茶はミルクに合うタイプが多いので、1杯目はストレートで、2杯目はミルクたっぷりで味わうのがおすすめです。
特製バンダナ付きも嬉しい、フレンチスタイル
「MERCI アフタヌーンティーセット」
フレンチスタイルのカフェ『RITUEL CAFÉ(リチュエル カフェ)』 では、感謝の気持ちをお花にのせて贈るフランスの慣習「Jour de Muguet(スズランの日)」から着想を得た「MERCI アフタヌーンティーセット」が人気です。
テーブルには、『リチュエル』オリジナルのバンダナで、咲き誇るお花を表現した手土産が添えられ、ゲストを華やかにお出迎え。
スタンドにはカヌレやマドレーヌなど、こだわりのドゥミセックやピンチョスに加え、ブーランジェリー『リチュエル』のクロワッサンに、贅沢にスライスしたパテ ド カンパーニュを挟んだセット限定サンドイッチも登場し、フレンチスタイルのアフタヌーンティーを満喫できます。
また、『リチュエル カフェ』を代表するフレジエ エスカルゴや、人気のフルーツショートケーキ、季節限定品などの約10種類のケーキからお好きなものを一つ選べるうえ、紅茶もフリーフロー。
白とブルーの世界観に包まれ、フレンチスタイルのアフタヌーンティーで非日常の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
RITUEL CAFÉ MERCI アフタヌーンティーセット
住:東京都新宿区西新宿1-1-5 ルミネ新宿ルミネ1 B2F
価格:4,950円、 ウエルカムドリンク付き 5,500円/1名 (税込・サービス料別)
※ご予約いただいたお客様を優先に、空き状況に応じて当日もご案内が可能
開催中:5月26日(木)~7月31日(日)予定、バンダナが無くなり次第終了
太陽が降り注ぐシチリアの夏をイメージ
「シトラス&ハーブアフタヌーンティー」
渋谷ヒカリエ11Fにある『THE THEATRE TABLE』は、都内屈指のイタリアン『アロマフレスカ』の原田慎次シェフがメニュー監修することでも話題です。
天井が高く開放的な店内やテラス席でいただく「シトラス&ハーブ アフタヌーンティー」は、太陽が降り注ぐシチリアの夏をイメージしたメニュー構成。
スイーツのお皿は、ホワイトグレープフルーツのマリネとベルべーヌ風味のジュレや、バジル風味のホワイトガナッシュとレモンジャムのマカロンなど、甘すぎずさっぱりとした味わいが中心で、別皿では、レモンコンフィとフォアグラのハンバーガーや、シグネチャースイーツ「焼きパンナコッタ」なども並びます。
ドリンクは『Little Darling Coffee Roasters』で焙煎した豆を使用したスペシャルティーコーヒーも含む全18種類を、フリーフローで。
シトラス&ハーブを主役に据えた夏らしいアフタヌーンティーは、男性や甘いものが苦手な方にもおすすめです。
THE THEATRE TABLE シトラス&ハーブ アフタヌーンティー
住:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ11F
価格:3,800円~(2名以上から利用可・税込)
開催中:5月9日(月)~8月31日(水)
取材・文/藤井存希
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