経済的でしかもおいしい!50代の料理のモチベーションが上がる3つの調味料「みりん・料理酒・しょうゆ」の黄金比。覚えておけば、ひとり分の煮物も煮魚も簡単に味が決まります。
和食の味付けに自信がありますか?
年齢を重ねるごとに、おいもの煮っころがしや煮魚、筑前煮など、ほどよく味がしみ込んだ和食が食べたくなるもの。しかし、定番の和食こそ、味付けの良し悪しが出てしまいますよね。めんつゆや、白だし、顆粒だしなどを使っている人も多いと思いますが、味がぼんやりして物足りない、何を作っても同じ味、素材よりも出汁つゆの味ばかり感じる…..ということはないでしょうか。
そんなお悩みを解決するべく、料理酒やみりんなどを作り続けて122年というキング醸造の竹山慎一郎さんに、和食の腕がグーンと上がる「調味料の黄金比」を教えていただきました。
「使うのはみりん・料理酒・しょうゆの3種類です。砂糖も塩も使いません。黄金比さえ覚えておけば、誰が作っても簡単に味が決まりますよ」
たくさんの調味料を揃える必要がなくなるので、経済的にもオススメです、とのこと。それは嬉しい。では、さっそく行きましょう。
旬の魚を使って1年中作りたい煮魚。
つゆがしみたご飯もたまらない親子丼や、揚げたて天ぷらに添えたい天つゆ。
甘じょっぱさが食欲をそそる肉や魚の照り焼き。
春夏も温活が重要です。
1年を通して食べたい鍋物のつゆ。
「醤油やみりんは、お好きなもので良いのですが、料理酒が肝心です。日本酒で代用している人もいると思いますが、飲んでおいしいお酒と料理酒はまったく違うもの。料理酒で用いるお米は、磨きすぎず、旨味である雑味を残しています。また、料理酒は塩分を添加しているのも特長です。素材を柔らかくしてくれるだけでなく、肉や魚の臭みを消し、旨味とコクを深めます」
料理酒は、焼きそばの麺をほぐすときに振りかけておくとベチャッとしない、野菜炒めに加えるとシャキシャキになる、天ぷらの衣に入れるとからりと揚がる…..などいろいろな料理の仕上がりをアップさせてくれる和食の強い味方です。
日々の食卓はなんとなくマンネリになりがちですが、調味料の使い方で、和食のレパートリーが広がり、料理をする意欲も上がりそう。「調味料の黄金比」は、料理ビギナーの夫や、一人暮らしの子どもにも教えたくなりますね。
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キング醸造 公式HP
文/篠崎恵美子