免疫力アップが課題のいま、発酵食品に注目が集まっています。無理なくおいしく取り入れるには?クウネル・サロンプレミアムメンバーの月川敦子さんが、毎日の食卓に取り入れている三五八漬けについて教えてくれました。
乳酸菌が含まれ、ビタミンB1、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれ、「腸活」にいいといわれているぬか漬け。旬の野菜をおいしく食べる日本ならではの料理なのですが、メンテナンスが必要なことで、なかなか挑戦できない、挑戦したものの続かないという方が多いようです。月川さんもそのうちのひとりでしたが、ぬか漬けより手軽な三五八漬けを知り、生活スタイルにも変化が出たことから、漬物生活が定着したそうです。
三五八漬け(さごはちづけ)は、東北地方に古くから伝わる郷土料理。米麹に塩を加えたつけどこを使った漬物です。漬け床が、塩と米麹と蒸した米を3:5:8の割合で混ぜ合わせることが名前の由来だそう。
「7~8年前に友人に教えてもらったんです。、漬物の素のようにすでに調合されているので、すぐに使えてお手軽なんです。そんなに大きくないスーパーでも普通に売っていますよ」
漬けるのは、きゆうり、にんじん、大根、かぶなどが定番。セロリ、パプリカ、ゴーヤ、アボガドなど試みましたが、これは家族のなかで好みが分かれているそう。月川さんは未体験ですが、魚や肉の塩麹漬けのように漬け込むことで柔らかくなり、木綿豆腐を漬けると、チーズのようになるのだとか。
つくり方は至って簡単。買ってきた三五八漬けの素に水と塩を少し混ぜ、野菜を漬けるだけ、1~2晩でおいしい漬物が出来上がります。ぬかが水っぽくなってきたら、新たに 三五八漬けの素 を追加して、継ぎ足し継ぎ足し使えます。
「箸休め的なものなので、一度にたくさんは消費しないので、毎日コツコツいただきます。
子どもたちが成人して、晩酌をともにするようになったら、酒のアテに漬物人気が上昇。いままで漬物が不人気な時代が続き、他のご家庭同様なかなかぬか漬けが続かなかったのですが、最近、こんな理由で漬物が定着してきました。自家製漬物って、家族構成が大人なご家庭向けなのかもしれませんね」
「発酵食品は身体に良いことはもちろんですが、美味しいので、特に意識せずとも好きで選んだものが発酵食品だったということがあります。美味しいことは続けられし、栄養価と味が両得なのは、とてもうれしいですね」
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