一度は行ってみたい!食通な著名人がおすすめする「京都の絶品レストラン」7選

豊かな自然や荘厳な寺院だけでなく、さまざまなジャンルのグルメも堪能できる京都。『クウネル・サロン』ではこれまで、美食家として知られる著名人の方々がおすすめする京都グルメを紹介してきました。この記事ではその中から、魅力的なレストラン7選をまとめてお届けします。

特製デミグラスソースが味わい深い老舗洋食店『丸太町東洋亭』

最初にご紹介するのは、料理愛好家・平野レミさんおすすめの老舗洋食店『丸太町東洋亭』。レミさんが小さい頃から父に連れられてよく訪れた場所である、夫である故・和田誠さんと最後に食事をしたという大切な思い出の場所でもあります。

〈ビーフシチュー〉4,000円

古き良き時代の時空を大切にした店内は撮影禁止。ネットにも情報を公開していません。

肉や野菜を煮て漉しながら2カ月かけて手作りするデミグラスソースは、コクが深く、きめ細やかで艶があります。ほろりとほどける牛肉に、ほんのりと隠し味のバナナとりんごの甘みをきかせた〈ビーフシチュー〉は、思わず感動するおいしさです。

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おいしい魚を食べるならここ! 居酒屋『室町』

モデル・タレントのはなさんが教えてくれたのは、京都の中でもローカル色が色濃いエリア・十条にある居酒屋『室町』。

一見、庶民的な居酒屋さんに見えて、魚料理の美味しさとリーズナブルさから、コアな人気を集めているお店なんです。

〈刺身の盛り合わせ〉3,000円

多くの品書が並ぶ、居心地のいい店内。

刺身の盛り合わせは、その日の仕入れによって内容が異なります。天然物しか使わず、かつ、ギリギリまで価格を抑えて提供することがお店のこだわり。

刺身だけでなく、焼き魚や揚げ魚も絶品。はなさんのおすすめは、自家製の鯖寿司だそうです。

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独創的なフレンチが味わえるレストラン『middle』

9年前に東京から京都に移住したフードディレクター・奥村文絵さんが教えてくれたのは、落ち着いた住宅エリアである北大路にあるフレンチレストラン『middle』。

南仏のミシュラン三つ星店『Mirazur』で修業し、2018年『サンペレグリノ ヤングシェフ』コンクールで日本人として初優勝した経験をもつ、藤尾康浩さんがオーナーシェフを務めるお店です。

元イタリア領事の邸宅を改装したという、日本美をモダンにアレンジしたレストラン。

コース 2万4,200円~は7、8皿で構成。

奥村さんはオープン以来『middle』に通っており、「欧州と日本を行き来した、彼にしかできない料理がどう進化していくか、これからも楽しみ」と語ります。

日本料理からの影響を鮮やかに表現した「藤尾さん流フレンチ」は、一度食べたら忘れられないおいしさです。

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中華のイメージが変わるおいしさ。中国料理店『京、静華』

ミシュラン一つ星の中国料理店『京、静華』も、奥村さんのお気に入りのお店のひとつ。奥村さんは「この店のために京都に来る価値がある」とまで語ります。

コースは2万2000円。

中国の奥深い食の技法を、歴史をふまえて探求しつづける、宮本静夫シェフ。

中国の食の技法に京都の風土を反映させ、シェフの創作アイデアに落とし込んだ料理は、「無化調(化学調味料無添加)はもちろんのこと、クリエイティブでありながら、王道の美味しさ」だといいます。

中国料理といえば少し脂っこく、塩味が強いイメージがありますが、日本料理のように脂や塩を控えていることも特徴のひとつ。中国料理のイメージが覆されるかもしれません。

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早朝から営業するレバノン料理店『汽』

エスニック料理に詳しいフードライター・桂まりさんがおすすめするのは、京都駅と中心街との中間にあたる五条に位置するレバノン料理店『汽』。

桂さんのお気に入りは、朝8時から10時半までのモーニング。旅の朝のお腹を爽やかに満たしてくれるといいます。

薪窯で焼いたナスのペースト、〈ババガヌーシュ〉600円。

ランチの〈ファラフェル・プレートミックス〉2,800円。

フレンチシェフが手がけるレバノン料理は、洗練されたオリジナル。ひよこ豆のコロッケの「ファラフェル」と、「メゼ」と呼ばれる色とりどりのお惣菜を、野菜の炭を練り込んだ黒いピタパンに詰めていただくスタイルは、なんとも異国情緒を感じさせます。

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ラオス×京都のおいしさが体験できるレストラン『YuLaLa』

続いてご紹介するのも、桂まりさんがおすすめするお店。夫婦で営むラオス料理の人気店『YuLaLa』です。

〈ピングアパン〉1,870円、〈京赤地どりもも肉〉990円

マンションの1階にある小さなお店なので、事前予約は必須です。

ラオス料理の特徴は、隣国のタイと比べて甘さ、刺激は控えめで、魚醤などの発酵調味料の旨みと、たっぷりのフレッシュハーブが爽やかなこと。

現地で10年間レストランを営んでいた日本人シェフが、ラオス料理の枠組みを守りつつ、地元の食材や旬の食材を駆使しながら、京都らしくアレンジ。ラオスの風を感じさせつつも、日本人の舌にもマッチするおいしいメニューが楽しめます。

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コスパ最高の創作料理が並ぶ居酒屋『あっぱれや』

最後にご紹介するのは、京都でアートコーディネーターとして活躍中する、川嶋啓子さんお気に入りの居酒屋『あっぱれや』。

ローカルなごはん処が密集する木屋町エリアで、25年も愛され続ける創作料理居酒屋です。

〈いろいろ野菜せいろ蒸し〉、〈京都豚ともやしのせいろ蒸し〉、〈真鯛のバジル蒸し〉。各800円(全て税別・変更の予定あり)。

お店は昭和の雰囲気が残る西木屋町の一角にあります。

せいろ蒸しや鉄板料理を中心に、旬の京野菜、魚のおばんざいや和洋中の一品など、豊富なメニューが並びます。「創業時から、ほぼ変わっていない?」と思うような優しいお値段も魅力のひとつ。

川嶋啓子さんのお気に入りは「お出汁につけて食べる〈京都豚ともやしのせいろ蒸し〉」。あまりのおいしさに、おかわりする人も多いそうです。

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『クウネル』11月号
写真/竹中稔彦、(丸太町東洋亭)、瀧本加奈子(室町・汽)、福森クニヒロ (YuLaLa)、取材・文/野口さとこ(あっぱれや・京、静華・middle)、沢田眉香子(丸太町東洋亭・室町・あっぱれや・京、静華・middle)、編集/黒澤弥生

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