パンの街・神戸で愛され続ける「老舗パン屋」3店とは?旅で味わいたい絶品モーニングもご紹介

入り口にのれんが下がる『珈琲春秋Kobe 岡本本店』。創業約20年と、老舗の喫茶店が多い神戸では比較的新しいお店です。

1階の席で、この日はサンドイッチの「モーニング」(650円)をチョイス。挽き立ての豆の香りが漂う「春秋ブレンド」とともに…うーん、落ち着く。

テーブル席が並ぶ2階席。11時半までのモーニング、その後のランチへとどんどん人が増えていく人気店です。

引き戸の素朴な店構えが昔ながらを感じさせる、ベーカリー『フロイン堂』。お店は創業91年。戦争も震災も乗り越えてきた窯で、今日もパンが焼き上げられています。

パンだけでなく、レンガの窯で焼き上げられるビスケットやバターケーキも絶品。ビスケットはバターの風味とサクサク感が大好きで、海外在住時にも持ち帰って大切に食べていました。

シュトーレン(左)はこの時期だけの限定発売。四角く高さがあり、フルーツぎっしりでずしっと重く、そして最高においしいのです。ビスケットは食べるとなくなってしまうので(当たり前ですが)、ちょっとずついただいています…。

神戸市内に8店舗を展開するベーカリー『KÖLN(ケルン)』。食パンから菓子パンまで幅広い品ぞろえで、親子三代で食べているという神戸っ子も多い、創業1946年の老舗です。

KÖLN(ケルン)』といえば「チョコッペ」!というくらいの看板商品。ソフトフランスの中にミルクチョコレートがたっぷり。白い帯が巻かれたビジュアルの素朴なかわいらしさもポイント。左はピーナツバターが入った「バタッペ」。

チーズブレッドや食パンも人気の『ハウネベーヤー』。この時はちょうどお昼で、パンがどんどん追加されるタイミングでした。

コクと香ばしさのある「玄米パン」(左上)と国産米粉を使用した「十五穀米パン」(右上)は、どちらもしっとりもっちり、ふわっふわ。リベイクしても美味です。下は、ソテーしたコーンがぎゅうぎゅうに詰まった「じゅわっとバターコーンパン」。

焼き立てやサンドイッチなどが味わえるカフェがベーカリーの隣にオープン。次回はぜひともこちらでいただきたいと思います。

フラッグが目印のセレクトショップ『haus』。神戸を離れて10数年で栄町のお店もずいぶんと入れ替わりましたが、こちらは変わらぬ佇まい。

お店のコンセプトは「上質な日常着」。シンプルなデザインにも何か心惹かれるものがあり、手に取ると、その理由が分かります。

流行を気にせず長く愛用できるアイテムが揃い、いつ行っても安心感があるのが魅力だなと思います。

haus』の近くにある系列店の『Atelier d’antan』には、洋服のほかオリジナルのジュエリーも。フランスっぽい雰囲気の店内に、心ときめきます。ご近所なので、2店をハシゴもおすすめ。

目を引く盛り付けにわくわくする「明石タコ 焼きナスと和梨」。個性がまったく違う素材が1つにまとまり、初めて出会うおいしさでした。

「ハリイカとブラウンマッシュルームのリゾット」ブラウンマッシュルームに散りばめられているのは、カラスミかと思いきや、卵黄の塩漬け。下に隠れたイカ墨のリゾットとともに(おいしくてあっという間に食べ終わってしまいました…)。

明石産天然真鯛のポワレは、絶妙に火入れされた身のしっとり感とパリパリの皮もごちそう。そしてこのハーブとクリームのソースが絶品でした。

本州鹿のローストは2つの部位を。鹿肉の適度なしまりと赤みのうまみを堪能しました。付け合わせは、北海道のみで栽培されるというほくほく甘い月光百合根。

神戸に9年間住んでいたというプレミアム・メンバーの松永加奈さん。おいしいものと素敵なものが集まり、海も山もあって、ちょうどいいサイズ感の港町の神戸。元地元民 ...[続きを読む]

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