昨年、赤坂のお寺「浄土寺」境内に、一軒家の江戸前鮨店『すし いわお』がオープンしました。
店主は、国内外の5つ星ホテルや都内のミシュラン鮨店『銀座いわ』などで料理長を務めた岡部 巌さん。

「フォーシーズンズホテル香港」では7年間、日本料理を振る舞っていたということもあり、こちらで提供されるメニューも、伝統的な江戸前鮨に独自のエッセンスをプラスしたものばかりです。

お昼はこちらの名物として人気のある“散らさない”ちらし寿司〈チラシラズ〉をいただきました。重箱の蓋を開けると、旬のネタが美しく敷き詰められていて、見ているだけでうっとり。一つ一つ、新鮮なネタが工夫を凝らして並べられ、口福。

握りとつまみ24品で構成される夜のコースは、3年熟成でクリーミーな塩味をもつキャビアをノドグロに乗せた〈キャビグロ〉など名物がテンポ良く組み込まれ、抑揚も豊か。

この日は初訪問でしたが、岡部さんや女将さんとの会話も含めてとても居心地のいい空間でした。
誰かに紹介したくなる“隠れ家”、ぜひ一度訪れてみてください（ライターF）