神宮前の名店「J COOK」を営む中尾敦子さん。 作り手や関わる人の熱い想いが宿る、とっておきのおやつを教えていただきました。
中尾敦子/なかおあつこ
「J COOK」店主
1987年より神宮前のマンションの半地下でカフェレストランを夫婦で営む。本や映画、音楽などのカルチャーを愛して石の上にも35年。 https://twitter.com/jcookjp
店のオープンは朝8時。夫婦は朝5時に起きて、7時には店舗へ。朝食代わりに、合間に甘いものをつまむことが日課です。なかでも、季のせのフルーツ羊羹がお気に入り。
「季のせのパッケージイラストを手がける、アーティストの松岡亮さんから教えてもらったことがきっかけです。 老舗和菓子屋の伝統の味と、若い主人が取り入れる新しい感覚が素晴らしい。朝のエスプレッソによく合います」
●普段のおやつ●
季のせの煌々
日々、さまざまなお客さんと交流がある中尾さん。リトアニアのチョコレ ートも、仲良しの常連さんから教えてもらい、すっかり大ファンに。
「リトアニアから、さまざまな品を輸入・販売している松田沙織さんが取り扱うチョコレートです。リトアニアに魅了された彼女の熱量に共感したのと、一度イベントで直接ショコラティエの話を聞く機会があり、それ以来贔屓にしています。チョコレートと意外な食材の組み合わせが新しく、差し上げた方に喜んでいただけます」
●差し上げ菓子●
チョコレートナイーブの板チョコ
『クウネル』2022年3月号掲載
写真/近藤沙菜、取材・文/阿部里歩