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流儀１）冬こそ首まわりを見せて軽やかに

寒さこたえる50代の冬。防寒優先で、ついおしゃれも重たくなりがちですよね、私も冬が苦手なのでよくわかります。だからこそせめて、冬晴れの穏やかな陽気の日には、全体の軽やかさを意識して服を選ぶようにしています。

例えば、この日は、無印良品の大定番ボーダーTシャツ。私が持っているボーダーは、ほとんどがオーソドックスなクルーネックか、ボートネックです。襟ぐりが大きく開いていたりすることもないので、通年着回ししやすく、インには、あったか系のインナーだって仕込めちゃいます。

マフラーやストールも大好きですが、あえてこんなふうに首まわりを開けてあげると、それだけで顔のトーンが明るくなり、全身がすっきりした印象に。

それともうひとつ、春夏だったらバレエシューズを履いて「足首」も見せているところなのですが、冬は替わりに「手首」を。袖をまくる、たったこれだけで、一気に抜け感が出ます。この日はかっちりめのトレンチコートの袖口から、トップスのボーダーもチラ見せしました。

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流儀２）アクセサリーや小物を盛ってお出かけ感を

この日は、ZARAのトップスとGUのチノパン、モフモフコートというベージュのワントーンコーデ。少しゆとりのあるストレートパンツには、トップスは、コンパクトなシルエットでも着心地抜群なZARAの薄手ニットを選びました（ちなみにこのニット、数年前に色違いで3着購入したものですが、未だに超一軍のワードロープです）。

若い頃は、これだけでも充分でした。でも大人になったいま、もう少し工夫をしていきたいところ。そこで、まずは、冬の街に映える赤を差し色にして、チェックのマフラーを携帯。

胸元には、艶感のあるZARAのゴールドネックレス、手首はDWの時計をプラス。腕時計のベルト部分のブラウンは、小さな面積ですが、全体コーデの引き締め役を担っています。腕時計のフェイスの白とコンバースの白も、さりげなくリンクさせてポイントに。かごバッグは、夏でも冬でも、私の大定番です。

細かいところですが、大人カジュアルにこそ、そんな細かい小物選びがモノをいうような気がします。高価なものでなくてもいいので、例えば、服や靴がコットン地であれば、パールやゴールド、レザーなどの異素材小物をモリモリ取り入れることで、おしゃれの格がぐんと上がるような気がします。

そうそう、余談ですが、こんな日は鮮やかな赤ネイルも差し色にしたかったのですが、残念ながら時間切れ。指先のおしゃれも、簡単に今っぽさやお出かけ感を出せる魔法のアイテムですが、こちらはまた別の機会に。

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流儀３）トップスインでウエスト位置をUP

ネイビーのワッフルTは、GAPのメンズSサイズ。お店の隅の在庫処分ラックに、かなりお値下げされているのを見つけて、昨年末に購入しました。IENAのパンツは、コーデュロイのような素材ですが、見た目はデニムっぽく見えます。パンツもトップスもどちらもボーイッシュ、サイズ的にもかなり余裕があるので、このまま着てしまうと、楽ちんさ最優先の「部屋着感」が出てしまいます。

大切なのは、ウエストの処理。トップスをだらんとそのまま出してしまうと、ウエスト位置が下がり、見た目もだらしない印象になってしまいます。そんなときは、一度トップスをパンツにインしてから、両手を万歳したり、腕を左右に動かしたりして、ウエスト回りを多少たるませながら自分なりにブラウジング。

裾を入れてはい終わりだと、たしかにウエスト位置は上がりますが、若作り＋下腹部のぽっこり感が気になってしまう方も多いと思います。この最後の微調整でかなり印象が変わりますから、ぜひお試しになってみてください。

ちなみに、この日もZARAのゴールドネックレスを重ね着け＋ Pコートのゴールドボタンも含めて、小物でフェミニン要素をプラスしています。

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