ブラックやブラウン、グレーのアウターを纏うことが多くなり、全体が暗くなりがちな秋冬のコーディネート。かわいいデザインから毒っ気のあるものまでジュエリーやアクセサリー使いが素敵な〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーの寺本美樹さんに、小物を取り入れたコーディネートの秘訣を教えてもらいまいした。
冬は、アウターのせいで全身が暗く見えがちですよね。そんなシーズンでも、寺本さんの周りからは明るい雰囲気が滲み出ています。その秘密は何なのでしょう? 寺本さんに聞いてみました。
「重くなりがち、暗くなりがちな冬コーディネートを、少しの“バランス”次第で軽快にさせるちょっとした私的こだわりがあります」と寺本さん。
1つめの秘訣は「レザーバッグ」。A4サイズ以上のバッグを持っている印象がない寺本さんですが、どういうことなのでしょうか?
「衣服が軽い季節は、ほとんどレザーバッグを持つことがなくなりました。もう何十年も、このスタメン(なかなか新メンバーが増えません)が秋冬に登場します」
写真のバッグは、エルメスのケリー。大切に愛用して、いい味わいが出ています。寺本さんの着こなしはそれだけにあらず。
「バッグもそのまま使うのではなく、アレンジして楽しんでいます。既存ストラップを別ブランドのファーに変えたり。特に重要なのは長さ!ベルト穴を自分で開けて短くしたり堂々と(!?)結んでしまったりします」
ロエベのパズルバッグに、ファーのストラップとピンクのカラビナをプラス。ブラックなコーディネートに映えるカラフルな遊び心がキュートです。
コートを脱いでも華やかさをプラスするには、やはりアクセサリー。
「コートの中は、殆ど無地のシンプルニットが多いので、ビンテージや自作のジュエリーで衿元を明るくします」
ゴージャスなアクセサリーも無地のニットにあわせれば日常使いできそうです。肩からかけるタイプのネックレスもポイントになりとてもおしゃれ!
そして最後に紹介してくださったのが、カスタマイズバッグ。
「番外編として、Supremeのステッカーを貼ったボッテガ・ヴェネタのバッグ。長年可愛がっているレザーバッグもこうして遊び心をプラスしたりして、経年変化を楽しんでいます」