【パリで暮らす日本人のおしゃれスナップ】パリで大ブームのヴィンテージや帽子を愛用/スタイリスト・丹下佳子さん

暮らしの中で、パリのエスプリが自然に溶け込んだように 自分らしさで服を着こなす4人の日本人を取材。今回は東京、パリでスタイリストとして活躍してきた丹下佳子さんの着こなしのこだわりを伺いました。

PROFILE

丹下佳子/たんげ・よしこ

1990年代よりパリを拠点にスタイリストとして活動。2015年からパーソナルスタイリストに。Instagram:@yoshiko_tange_paris

主役は服を着る人。服はその人を引き立てるもの

ラ スリーズ シュル ル シャポー』のベレー帽に淡いローズがやさしげな『パブロ』のロングコート。「インナーとアウターのコントラストを強くすると、シルエットがすっきり細長く見えます」。パンツは『マッシモ・ドゥッティ』、靴は『ボカージュ』、バッグは『ディオール』。

東京―パリとスタイリストとして活躍してきた丹下佳子さんは、2015年からパーソナルスタイリストに転向。

「私のスタイリングのメソッドは、Less is more(少ない方が豊か)という考え。ファッションやメイクに〝盛る〟という考え方もありますが、断然引き算派。あくまで主役は服を着る人。そして服はその人を引き立てるものだと思っています」

「革の手袋はつけた瞬間、全身がシックに格上げされる最強の小物です。スカーフもエレガントなエッセンス」。スカーフは『エルメス』のヴィンテージ。手袋は友人から。

中央の石が2個ついたリングは、セドナの石で一点もののアクセサリーを作る『SYCAMORE-JEWELRY』で帰国時に購入。グリーンは『j.jacgorno』のネックレス。他はヴィンテージ。

そんな丹下さんの着こなしに欠かせないのがヴィンテージアイテムと帽子です。

「パリの若い世代にヴィンテージが大ブーム。その背景には、私も奨励しているエシカルという考えがあるんです。服をリサイクルして大切に、また地球環境に配慮して生産された服を選ぶなど。その中でヴィンテージは素材がよいエシカルなアイテムです」

ヴィンテージのジャケットとキャスケット、ボトムスは『アンドアザーストーリーズ』のデニム。靴は『MIISTA』、バッグは『Fleuron』。「オーバーサイズのマスキュランなジャケットは、ベルトでウエストシェイプすることで女らしく」

「『アンソニー・ペト』のフェドラ型の帽子がマスキュランゆえ、あえてカーディガンとスカートを合わせました」。ブラウスは『セザンヌ』。カーディガンは『マリー・シックスティーン』。スカートは『ルージュ』。バッグは『カルヴェン』。

ヴィンテージのジャケットやアクセサリーを所々に忍ばせ、大好きな帽子を違った印象でコーディネート。

「帽子やスカーフなど、顔周りに小物を使うと、さりげなく華やかで印象に残ります。それとマスキュランなアイテムにフェミニンな要素を加える着こなしも大好き。スイカにお塩を振ると甘さが際立つよう、ほどよく女らしい印象に。ニュアンスカラーも年齢を重ねるほど似合うようになった色。ロングコートのローズカラーやフェドラ型の帽子も光の加減で紫が見える。ニュアンスカラーは大人の肌を美しく見せる効果もあります」

『クウネル』3月号掲載 撮影/篠 あゆみ、コーディネート/鈴木ひろこ、ヘア/大浜朋子、取材・文/今井 恵

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『クウネル』No.125掲載

パリ・東京おしゃれスナップ191

  • 発売日 : 2024年1月19日
  • 価格 : 1000円 (税込)

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