同好で集うグループ、遊び仲間、仕事仲間、姉妹……。それぞれ違う趣味や流儀でも、おしゃれしたい気分が同じように高くて、インスピレーションを交換し合う、楽しい仲間たちが集まりました!
左から渡邊麻子さん(ocucci主宰 51歳)・吉岡恵美子さん(フリーバイヤー・ディレクター 49歳)・八田智香子さん(フリーランス 55歳)/バイヤーと販売職にて同じアパレル会社に勤めていた八田さん、渡邊さんは吉岡さんと8年程前に知り合う。 今は皆フリーの立場で活躍。
八田さんは不変のスタイルを持っ ていて、いいものを選び抜く感覚がすごい」、「渡邊さんは今を取り入れるミックスセンスがさりげなく絶妙」。長らく仕事仲間だった八田さんと渡邊さんはおしゃれで共感し合う仲。
切り替えに一目惚れ。着こなしの核、ベスト。 特殊な編み方のニットと革、貴重な合わせのベストは『エルメス』のヴィンテ ージ。「落ち着きすぎないよう」カジュアルに、『ポール・ハーデン』のゴールドのバッグを。
「私はおしゃれも未熟。でも素敵で尊敬できる先輩たちと知り合え、50代が楽しみ」という吉岡さん。
シンプル好きには 小物選びは重要。ラインが美しくもう4着目という『YLÈVE』のワンピー スには『ティファニー』のバングル、台湾で買ったリング、バッグは『cos』、ネックレスは渡邊さんのショップのナバホパール。
実は2人からも「バランス上手で似合うものを知っている」と一目置かれています。基本的にトラッド、メンズライク好きな八田さんはボリューム袖のブラウスにベスト、グルカパンツ。
渡邊さんはフェミニン感巧みなストレートラインのコーディネート、ワンピース党の吉岡さんは惚れ込んだ一着にジャケット。三様の雰囲気がほどよく溶け合って。
重ねてもすっきり 切り替えに一目惚れ。 アクセサリー使いの妙。 自らデザインする『ocucci』の、廃棄を逃れたバロックパールを繋いだ新作ネックレスは『サニーヴィンテージ』で見つけたブラウスにぴったり。時計やリングもムードを醸し出す。
『クウネル』2022年9月号掲載
写真/玉井俊行、取材・文/原 千香子