今年も残すところあとわずか。年末年始の準備もいよいよ大詰めです。
毎年、この時期になると「今年はどうしよう……」となるのが、お正月飾り。最近はスーパーや百貨店だけでなく、雑貨店でも見かけるようになりました。いろいろな種類がありますが、せっかくなら挑戦してみてほしいのが手作りのお正月飾り。手作りのスワッグやリースを教えてくれたplainの店主、伊藤真実さんに教えてもらいました。
材料はしめ縄と水引き、松など
まずは材料を用意。今回は玄関のドアに飾る長さ35㎝くらいのお正月飾りを作ります。材料は、
・2尺(約95㎝)の細長いしめ縄 1本
・水引き(紅白) 各5本ずつ
・松(25cm長さ) 2本
・実(サンキライなど赤いもの) 適量
の4点。「しめ縄や松、実ものはお花屋さんで購入できます。水引きは手芸材料店や最近は100円ショップにも売っていることも。お正月だと紅白が一般的ですが、ゴールドと白の組み合わせも大人っぽくておすすめです。実はナンキンハゼなどでもOK。ひもを結んだ部分の”おへそ”を隠すために使います。松は長い場合は適当な長さに切ってくださいね」
まずは水引きで輪を作りましょう
「水引きを重ねて輪を作ります。大きさの違う輪をふたつ作るとバランスがよく見えておすすめです。水引きは指や爪でしごくようにするとピンと張ってきれいに見えるので、しっかりしごいて張りを持たせましょう。 形ができたらフラワーアレンジ用のワイヤーで輪が崩れないようギュッと留めて。次に、しめ縄を結びます。いろいろなやり方がありますが、今回は簡単に長さを半分にするイメージで、先端と先端を合わせます。しめ縄は太さがあるので麻紐などでしっかり結んで留めましょう」
松と水引きを付けて実で隠す
「土台のしめ縄に松と水引を付けていきましょう。結び目をひとつにしたいので、しめ縄を結んだところに松を付けます。水引きも同じ場所に結び、ほどけてこないようにしっかり留めましょう」
結び目を隠すようにサンキライをワイヤーで留めたら完成! 引っかけるための輪を作ります。
「しめ縄の中心のところにワイヤーを通して小さな輪を作ります。ワイヤーの端はねじって処理しますが、その部分が外に出ないようにくるくると回して、しめ縄の中に隠してしまうとよいですよ」
もっと簡単なものやアレンジバージョンも
「思っているよりも簡単にできますよね。今回はしめ縄を使いましたが、松に水引きと赤い実を付けるだけでもいいんですよ」
完成品だと華美な飾りで気に入らないことがあるかもしれませんが、自分で作ればそのサジ加減も自分次第。自分好みやインテリア、玄関に合うものを作ることができます。
「お正月飾りは、その土地土地の決まりや風習もあるようですが、神様への感謝の気持ちは同じこと。手を動かして作ったものは、より一層、気持がこもったものになると思います。ぜひ、手作りのお正月飾りを楽しんでみてください」
plain / プレーン
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取材・文/結城 歩
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