ヴィンテージが大好きで、タイムレスなヨーロピアンスタイルの姉、千可さん。一方、小さい頃からデニムを愛用し、洗練されたカジュアルを貫く妹、美可さん。二人ともそれぞれのスタイルを確立されています。しかしバッグを見てみるとお揃いなんです。自分のスタイルを楽しみつつ、共通の美意識でおしゃれを楽しむ、そんなお二人にこだわりを聞いてみました。
違うファッションの底に、骨のある共通の美意識。
Asamoto Sisters
サックスプレイヤー 朝本千可さん(右)
映像作家 朝本美可さん(左)
ハイトーンの髪で、全身ほぼヴィンテージ。それぞれ格好いい!「姉妹してトレンドに興味がないんです。私は70s党で、タイムレスなデザインや」や作りのよさを味わう着こなしが好き」と千可さん。一択のエキップモンのシルクシャツにフレアパンツ、きれいな色のレザーコート。ヨーロピアンな洗練スタイルです。
好きなスタイルの絞られ方が研ぎ澄まされていて圧倒。
一方「小さい頃から習慣的にもデニムしか履かない」美可さん。デニムは20年来愛用のREPLAYバギー。スエットはLA発リメイクもの……とカジュアルな中に筋の通った好みが濃厚。
プラチナブロンドの髪が全体のムードをトーンアップ 。
「留学もしていた5つ上の姉の影響は大きかったですね。手に取るものは違うけど、いいと思うものは共通。マルベリーのバッグはお揃いで買いました」「無骨な感じのバッグ、使い続けてます。昔、母から着せられてたのは姉妹してパンタロンスーツとかで、女の子らしい服じゃなかったのも今に繋がっているかもしれないです」(千可さん)
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『ku:nel』2021年9月号掲載
写真 玉井俊行 / 取材・文 原 千香子