味も見た目もさまざまな、美しい焼き菓子が詰まった箱を開ける瞬間は、いくつになっても心ときめくもの。今回はスイーツ通の4人の方に、大人のおやつ時間をおいしく彩ってくれる珠玉のセレクションを自分用・手土産用にそれぞれ教えていただきました。最初にお届けするのはスイーツジャーナリスト・平岩理緒さんのおすすめクッキーたちです。
選んだのは、共に仏の伝統菓子の技を受け継ぐパティシエが、自身の故郷に目を向けたもの。『城山ホテル鹿児島』の栄村洋樹シェフは、県産の知覧茶や安納芋などを使って本格的な仏菓子を丁寧に表現。
一方、『Ryoura』の菅又亮輔シェフは、故郷に咲く鮮やかな佐渡椿を描いた缶に、各種サブレをパリの雰囲気そのままにざっくり詰めました。アイデンティティを生かしたお2人の感性に惹かれます。
最近、日持ち良く配送時にも壊れにくいクッキー缶人気が再燃。概してサイズが小ぶりになって、選択肢が随分と広がっています。1缶で多種多様な味を、少しずつ頂けるのも嬉しいはず。さらに洗練されたデザインの缶が多く、食べた後まで楽しみが増えました。
〈自分にごほうび〉
鹿児島名産と本格派フランス菓子の共演。
SHIROYAMA HOTEL kagoshima
「『食べたい!』と思い立ち、先日取り寄せました」。種子島産の安納芋や奄美大島産のきび糖のほか、シナモン、フランボワーズ、ゴマなど多様な食材を用いた9種の焼き菓子。味も形も色彩も豊かな一品。
〈手土産におすすめ〉
繊細な佇まいの缶はお祝い事にもぴったり。
Ryoura
サブレ・ショコラ、クロッカン・ザマンドなど、味・香り・食感の異なる5種類が混ざったランダムな詰め合わせ。丸みを帯びた端正な缶に描かれた椿は、シェフの友人の娘さんであり、イラストレーターのあーちん作。
『ku:nel』2021年1月号掲載
写真 太田隆生/編集 友永文博
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