(写真:加藤新作)
【結城アンナさん 私のメノポーズ・更年期ストーリー 前編】51歳で生理がなくり、生まれた60歳への不安。Vol.7
で、自身のメノポーズ・更年期のことを話してくださった結城アンナさん。
いつも朗らかで、アクティブな結城アンナさんが50代で感じた60歳への不安…その後、どうような変化があったのかうかがいます。
結城アンナ/ゆうきあんな
1955年、スウェーデン生まれ。10代からモデルとして活躍。夫は俳優・岩城滉一氏。60歳を迎え芸能活動を再開。自身の著書やSNSで心地よいライフスタイルやファッションを発信。そのシンプルで自然体な暮らし方は世代を超えて支持されている。現在は雑誌のカバーモデルなど多方面で活躍中。著書『Anna’s Cookbook 季節の食卓』(主婦と生活社)発売中。
Instagram @ayukihouseも人気。
60歳の誕生日を過ぎてエネルギー復活!
「60歳になったら復活したの!元気になったの!何かがふっ切れたのかしら?エネルギーがまた復活したの!」
まるで天と地がひっくり返ったかのような変化が訪れたとは。結城アンナさん、それはなぜ?
「60歳の誕生日が過ぎて『あ、ちょっと待てよ。大丈夫じゃない、私!』って、急に思ったんです。
そういう風に思えたのは、50代の疲れ気味だった頃、ソファでダラっとしたりして無理をせず、ちゃんと休んだからかもしれませんね。もしも頑張り過ぎていたら、そんな風に変化できなかったと思います」
でも人は、つい頑張り過ぎてしまうもの。今までできていたことができなくなると、家族や周囲から怠けているなんて思われたりして。だから本当はダラけて何もしたくないのにしてしまう…。
「きっと何もしないって難しいですよね?『サボっているんじゃないか』、『何やっているんだろう私』って、いろいろな思いが巡るでしょう。
でもね、ダラける、そういう時間も決して無駄じゃないと思うんです。
いいじゃない!ソファでテレビ見てたって、ゴロゴロしたって!そういう時間が大事と、体が言っているんですから」
自分の人生を好きなように生きるには、勇気が必要。
どうして結城アンナさんは、無理をしないで休むことができたのでしょう?
「自分を責めたり、自分を苦しめないこと。だって自分の体でしょう?自分のことでしょう?自分の人生は自分が決めなくちゃ!自分の人生を好きなように生きるには、勇気が必要なんです。誰に何と言われても『私はこうする』という勇気が必要なの!」
そして結城アンナさんは60代を迎えました。
「お出かけするのも苦でなくなってきたので、外出も増えましたね。すごい時間がある時は、家の壁に絵を描いたりもしてね。どんどん新しいアイデアが生まれ、エネルギーも湧いてきました。今から思えば、第二の人生のスタートだったかしら!」
メノポーズ・更年期についての結城アンナさんのストーリー。
変化を受け入れ、無理はせず、自分で決める。クウネル世代の勇気に幸あれ!!
取材・文/河田実紀