【結城アンナさん 私のメノポーズ・更年期ストーリー 後編】60歳で復活!自分の人生は自分で決める、必要なのは勇気。Vol.8

結城アンナさん連載 更年期 メノポーズ

(写真:加藤新作)

【結城アンナさん 私のメノポーズ・更年期ストーリー 前編】51歳で生理がなくり、生まれた60歳への不安。Vol.7

で、自身のメノポーズ・更年期のことを話してくださった結城アンナさん。

いつも朗らかで、アクティブな結城アンナさんが50代で感じた60歳への不安…その後、どうような変化があったのかうかがいます。

60歳の誕生日を過ぎてエネルギー復活!

「60歳になったら復活したの!元気になったの!何かがふっ切れたのかしら?エネルギーがまた復活したの!」

まるで天と地がひっくり返ったかのような変化が訪れたとは。結城アンナさん、それはなぜ?

「60歳の誕生日が過ぎて『あ、ちょっと待てよ。大丈夫じゃない、私!』って、急に思ったんです。

そういう風に思えたのは、50代の疲れ気味だった頃、ソファでダラっとしたりして無理をせず、ちゃんと休んだからかもしれませんね。もしも頑張り過ぎていたら、そんな風に変化できなかったと思います」

結城アンナ intoca. ミズイロインド コムデギャルソン ジャンヴィトロッシ
(写真: 上原朋也 )

でも人は、つい頑張り過ぎてしまうもの。今までできていたことができなくなると、家族や周囲から怠けているなんて思われたりして。だから本当はダラけて何もしたくないのにしてしまう…。

「きっと何もしないって難しいですよね?『サボっているんじゃないか』、『何やっているんだろう私』って、いろいろな思いが巡るでしょう。

でもね、ダラける、そういう時間も決して無駄じゃないと思うんです。

いいじゃない!ソファでテレビ見てたって、ゴロゴロしたって!そういう時間が大事と、体が言っているんですから」

自分の人生を好きなように生きるには、勇気が必要。

どうして結城アンナさんは、無理をしないで休むことができたのでしょう?

「自分を責めたり、自分を苦しめないこと。だって自分の体でしょう?自分のことでしょう?自分の人生は自分が決めなくちゃ!自分の人生を好きなように生きるには、勇気が必要なんです。誰に何と言われても『私はこうする』という勇気が必要なの!」

そして結城アンナさんは60代を迎えました。

結城さん キッチン
自宅食糧庫の扉上のアンナさんが描いた絵。「白い壁が寂しいと思い、絵を飾りたくなったんです。それならば!と思い立って描きました」。60歳を迎えたころの話。クウネル21年5月号より。(写真:玉井俊行)

「お出かけするのも苦でなくなってきたので、外出も増えましたね。すごい時間がある時は、家の壁に絵を描いたりもしてね。どんどん新しいアイデアが生まれ、エネルギーも湧いてきました。今から思えば、第二の人生のスタートだったかしら!」

メノポーズ・更年期についての結城アンナさんのストーリー。

変化を受け入れ、無理はせず、自分で決める。クウネル世代の勇気に幸あれ!!

取材・文/河田実紀

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