【わたしをときめかせること】いつ行っても、何度行ってもときめく。バイヤー渾身のセレクトに会える『伊勢丹 新宿店』の「地下食」。

新宿 伊勢丹 地下食料品売場 魚谷清兵衛 干物

古民家再生プロジェクト「大家日記」の記事でもおなじみの、〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバー片岡延江さんの『ときめきスポット』は、『伊勢丹 新宿店』の地下食売場という。アプリで最新情報を駆使したり、回る順路にもルーティンあり。編集者&主婦目線で巡る、ワンダーエリアの魅惑の味とは?

ときめきの宝庫、『新宿 伊勢丹
定番は、実演「今め菓子

私のときめきプレイスはデパート!特にビッグ・ラブなのが『新宿 伊勢丹』の食品フロア。新宿駅地下のB5口から直結の伊勢丹B1に到着すると、正面が洋菓子売り場で麗しきケーキ類が並んでのお出迎え、私のときめきツアーの始まりです。

全国から集められた渾身のバイヤーセレクトが各所にあり、まるで宝探し。ISETANアプリからニューカマー情報は事前チェック済みですが、「見逃し情報もあるかも」と中央エスカレーター前の食品案内カウンターへ。こちらのコンシェルジュの情報量がとにかくすごい。週替りの和菓子や惣菜、洋菓子に至るまで新旧を網羅。「こんな感じのを探してます」とふわっと伝えても、欲しいものを確実に見つけ出してくれます。

新宿 伊勢丹 地下食料品売場 
地下B5口からきらきらまぶしい洋菓子売場を通ってアクセス。

私の定番は『今め菓子』と名付けられてる実演コーナーで、最近リニューアルした「甘の道」の一角にあります。職人さんが週替りで“今め”の季節和菓子を黙々と制作しているのを見ると、毎回「叔母さんにあげる」「友達にあげる」などと理由をつけて3個、4個と買わずにはいられません。

食品フロアには新宿伊勢丹でしか手に入らない限定商品も多く、「ここだけのオリジナル」の言葉にそそられます。『柿山』のおかきも伊勢丹タータン柄の箱があり、友人への贈答によく使います。

丸の内でもオンラインでも手に入りづらい、憧れのクッキー、『パレスホテル』の「プティフールセック缶」も伊勢丹で買うことができます。

新宿 伊勢丹 地下食料品売場 今め菓子 おはぎと大福
「今め菓子」で実演していた『おはぎと大福』では、おはぎの5種類セットを1,101円で販売。懐かしいのにどこか新しさを感じるところが、伊勢丹セレクト。
新宿 伊勢丹 地下食料品売場 パレスホテル クッキー缶
パレスホテルのプティフールセック缶は数量限定で販売。残り1缶と聞き、奮発して買ってしまった。4,320円。
新宿 伊勢丹 地下食料品売場 柿山 お煎餅
『柿山』の缶は、おなじみのマクラミン柄のほか、メンズのブラックウオッチ柄もある。各1,080円。
新宿 伊勢丹 地下食料品売場 青砥 富士見堂 あんこ天米
この春から伊勢丹に登場した青砥「富士見堂」。人気の『あんこ天米』は、米のつぶつぶ、サクサクの生地とたっぷりあんこの、塩気と甘さが絶妙。伊勢丹限定品は珈琲がブレンド。1枚216円。
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高級干物専門店『魚谷清兵衛』で
庶民の魚を買う、贅沢感

そして、もうひとつのお気に入りは干魚専門の『魚谷清兵衛』。ノドグロなどの高級魚も並びますが、私が買うのはもっぱら、アジやイワシ。庶民の魚といえど、しっとりとして形の整ったその佇まいが「干物が芸術品⁉」と思うほどに美しいです。

お店の人に聞くと『魚谷清兵衛』は江戸から続く兵庫の網元で、今は新鮮な魚を全国から集めて加工しているとのこと、さらに16代目の現オーナーは備前焼の作家さんなんだとか。その感性が干物に現れているからかと妙に納得したりして。焼くと引き締まった身がほぐれ脂がじんわり。口に広がる魚の甘みに、「言うことなしの肴」になります。ちなみにオンラインでも購入できるそう。

新宿 伊勢丹 地下食料品売場 高級干物
ハタハタ、カレイなどなど干物の宝庫。真イワシは5尾で486円、アジは1枚432円、上等な「庶民の魚」を買って贅沢気分。ちなみにノドグロは1枚3,024円!

乾物や調味料、牛乳、お米といった日常品が並ぶ「シェフズセレクション」も全国からの取り揃え。感動的なドラマのように生産者のこだわりが伺えて、商品ラベルを読み込むのも楽しい時間です。

新宿 伊勢丹 地下食料品売場 シェフズ セレクション
グロッサリーが並ぶ「シェフズセレクション」では、作り手の心意気が伝わるラベルも多く、ジャケット買いならぬ「ラベル買い」してしまう。
新宿 伊勢丹 地下食料品売場 シェフズ セレクション
中央エスカレーター横「フードコレクション」は週替わりの食の催事場。この日は、珈琲の専門店が集まりいたるところからよい香りが。「春を彩る美食」「パンとチーズ」など様々なテーマで開催。
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『伊勢丹 地下食』はどうしてそんなにアガるのか?

ところで、伊勢丹の食料品売り場がなぜあんなにアガるのかといえば、照明が少し暗めであることと、ショーケースの上に物を並べないゆえの上質感にあるのではと思われる。いつの間にか劇場の中で買い物してる主人公のような気持ちになって、ついついと。予算を決めておかないと使い過ぎてしまうので要注意。

お弁当やお惣菜は閉店1時間前の割引目当てに駆け込むことも多々ありますが、今や伊勢丹もフードロス削減を掲げていて19時を過ぎると売り切れも多くなります。欲しいものはやはり早い時間に行かないとです。

帰ってきたら、バッグからあれやこれやと取り出して、夫や子どもに「伊勢丹に行ってきた」という報告とともに、むしゃむしゃ食べるのがまたまたうれしい。帰ってきても余韻が楽しめて、ときめきはしばらく継続中です。

※各商品の価格は当時のものです。季節により品揃えは変わります。


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