【居心地の良いインテリア】「植物は育てられるアートのようです」

ボトルツリー 須藤まどか

自宅で過ごす時間が増えたいま、居心地の良い場所づくりは、多くの方が求めていることです。須藤まどかさんが「居心地よい部屋づくり」でポイントにしていらっしゃるのはたっぷりの植物。グリーンに囲まれた生き生きとしたインテリアを紹介します。

多肉植物 リプサリス
須藤まどか

水やりしているハンギングのものは、2年以上育てているリプサリスという多肉 植物。ボトルツリーが来るまでの主役だったアイテム。

昭和モダンな木造家屋に、北欧の家具とアート、そしてさまざまな植物。そんな楽しい家に暮らしているのは、須藤まどかさん一家。

「キッチン以外のインテリアと、この植物たちは夫の趣味なんです。毎朝、 約1時間の手入れや水やりも、夫が嬉々としてやっています。晴れた日に差し込む朝日に映えるグリーンがきれいなので、植物は私も大好きです。『育てられるアートのような感じ』と夫は言いますが、日に日に変わっていく様子を見られるのが魅力ですね」と、まどかさんも植物と共存する生活を、夫と一緒に楽しんでいます。

スウエーデン 陶芸家リサ・ラーソン ワ イヤープランツ
リビングの本棚もオブジェが並ぶディスプレイスペー ス。スウェーデンの陶芸家、 リサ・ラーソンの花器にワイヤープランツを飾って。
田上允克
アートとグリーンの調和で雰囲気作りをしている、特に好きなエリア。壁には、 独特のタッチが個性的な、 田上允克さんのリトグラフ。
マリメッコ 花器
リビングのテレビ台横には直径40cmの大ぶりなマリメッコの花器にスノーボールを飾って。花を生けるのは、まどかさんの役目。
アトリエ・リクタン  ペンダントライト
花を飾ったダイニングは、アトリエ・リクタンの赤いペンダントライトがアクセント。北欧ものにこだわり、 空輸した椅子も並ぶ。
デンマーク セル・サルト リトグラフ
デンマークのグラフィックデザイナー兼陶芸家のアクセル・サルトのリトグラフ。写真6の壁のリトグラフも同じアーティストの作品。
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リビングだけでも約30種類のグリーンですが、別室にも養生中の鉢が控 えていて、今後も増殖しそうです。

ボトルツリー 須藤まどか
主役のグリーンは高さ2m以上あるボトルツリー。ブラインド上に這わせた蔓状の植物は、アアルトのインテリアを真似てはじめたもの。

ku:nel 2021年7月号記載

写真 須藤敬一 取材・文 黒澤弥生

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