クローゼット整然の秘訣は「四角く区切る」。『アイリスオーヤマ』のシューボックスも便利です。

青木美詠子 ウォークインクローゼット

<クウネル・サロン>プレミアムメンバー青木美詠子さんに収納のコツを教わる連載。整理収納アドバイザーの資格をもつ文筆家で、とにかくおうちがすっきり、気持ちがいい。「すっきり住まい」の秘訣を少しずつ教えていただきます。今回の収納場所は整理収納アドバイザーが辿り着いたクローゼット収納の極意。楽しい「ひとりファッションショー」とは?に引き続き、ウォークインクローゼットの棚や、小物周りについて。

むやみにストックせず、使い切ってから新しいものを購入

今回は、前回書き切れなかったウォークインクローゼットの上の棚や、小物掛けなどの話です。下記の写真は、夫側の上の棚。右には縫い物用の布や、『無印良品』のバーゲンで買った控えのリネンシーツなど。布は意外と重いので、今のところ、ひとつの箱には入れられず、ただ重ねる収納です。カーテンなどいろいろ縫いましたが、これらを使い切るまでは、なるべく新しい布は買わないようにと思っています。

青木美詠子 ウォークインクローゼット

あとは、寝室で枕に掛けたりするタオル(洗面用は洗面所の棚に)。タオル左隣の『無印良品』の<PPファイルボックス>には、毛糸やふきんのストック。この入れ物は中身が軽ければ、高い場所でも穴に指を掛けて取れるので、とてもいいです。編みかけの靴下も、『無印良品』(ダイソーでも)の<PPメイクボックス>に。この容器ごと持ち運んで、足元に置いて編めるのも重宝(続きを編まねば……)。

代表を選ぶことで管理負担軽減

左端は、革の鞄です。日頃は布鞄が多く、近所ならリュックなので、ほぼ唯一持っているもの。 私はもともと鞄をたくさん持ちたい派ではないのですが、鞄が多すぎて困っている方は、「用途によって、このひとつに代表させる」という頭にチェンジしてみては。フォーマルならこれ、カジュアルならこれとこれ、など。置き場所がスッキリして管理もラク、鞄も押し込まれて傷まず、増えすぎ防止の意識も生まれます。

また昨年探して買った『アイリスオーヤマ』の<シューボックス ナチュラル>に、冠婚葬祭用など普段は履かない靴を入れました。2種類あり、雨用ショートブーツは寝かせてMサイズへ。マスキングテープに中身を書いて。

青木美詠子 収納 鞄
棚に乗っていたのは、お友達の革作家、華順さんの鞄。きちんとしたい時に。普段は袋に入れた冠婚葬祭用の鞄(数珠なども)を、入れ子に収納しちゃってます。こういう置き型の鞄が多い方は、「バッグ収納スタンド」か、ファイルボックスを立てて入れるの、便利そうです(数は厳選して!)。
青木美詠子 収納 シューズボックス
『アイリスオーヤマ』の<シューボックス ナチュラル>。
青木美詠子 収納 寝具
冬の掛け布団は使用中。夏には家の洗濯機で洗ってから、ぎゅっと袋に詰め、小屋裏収納へ。
青木美詠子 収納 椅子
タオルなどには直接手が届きますが、他の物を取る時に乗っていた『IKEA』の椅子。軽くていいけど、少し座面がふにゃっとするなと思っていて。サイトで確認したら、「最大荷重100kgですが、上に立ち上がっての使用はお控えください」とあったので別のを探します。不織布マスクは、<PPメイクボックス・1/2>に収納。
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寝具はスペースに入る分だけ

寝具は、シーツや綿毛布、麻パッドなど。来客用布団は特にありませんが、ベッドマットがひとつ小屋裏収納にあるので、自分達の布団と分け合えば、ひとりくらいは泊まれる量。ここから、はみ出さないようにしてます。そしてウォークインクローゼットの小物掛けの話も少し。まだ探し中ではありますが、いま使っているものを。

青木美詠子 収納 アルミハンガー
シーズン中のストールなどは、『無印良品』の<アルミハンガー・ネクタイ/スカーフ用>に。安定感があり、2、3枚なら下の物もわりとすぐ取れます。
青木美詠子 収納 小物ハンガー
『ニトリ』で数年前に買った小物掛け。左は<アクセサリー/小物ハンガー>(廃番)。布鞄を掛けています。8箇所掛けると混雑しますが、あまり使わないものを後ろや下へ。右は<ベルトハンガー>。が、ふたりともベルトが少ないので、レインコートを掛けたり、試し中。
青木美詠子 収納 ツールボックス
薄い布バッグは、空になってた『無印良品』のツールボックス(大昔に購入。廃番)に入れたら、小さくなってよかったです。家の中の収納に使うことも。大好きなのですが、ここに入る分だけ。
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四角く区切ると、一目瞭然で取りやすい

細かい話が続きましたが、全部「取りやすさ」のことを第一に考え、試行錯誤しています。棚の上を活用するために、椅子を置いたり。形が定まらない布鞄は掛けたり。靴箱は重ねると下の箱が開けにくいので、前開きを探したり(一発で取れて快感です!)。

以前、この靴達は袋に入れ、棚の後ろのデッドスペースに置いていました。出番はごくたまなのでいいのですが、見えなくても、ごちゃっとそこにあるのがイヤになってきて。一足ずつ箱に入れるとスペースは取りますが、「整然としている。一目瞭然」という心地よさには代えられませんでした(その分、数も厳選)。やはり「しっかりした四角いもので区切ると、全部がごちゃごちゃと崩れていかない」という原則は、どんな場所でも生きているのだと思います。物が重なり合って、ぐっちゃりしがちな方は、やはり四角い入れ物に収納してみるのをお勧めします。

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