収納の法則。「ささいな取りにくさ」やり過ごしていない?日々の「もやもや」排除が心地よい暮らしの第一歩。

青木美詠子 収納

<クウネル・サロン>プレミアムメンバー青木美詠子さんは整理収納アドバイザーの資格をもつ文筆家。「すっきり住まい」の秘訣を少しずつ教えていただきます。今回の記事は、生活の中でどうしても物が溢れてしまいがちな収納庫やキッチンの収納について。

変化する収納場所には、買い足せるよう長く続くメーカー品を

今回は、階段下の収納庫(パントリー)です。生活感がどんどん出るので、見苦しくないよう、やや整えましたが。暗いので奥のライトをつけています。

設計の際、上部に棚だけつけてもらい、後は使いながら考えようと思っていました。そのうちに棚下は、宅配の段ボールを置くスペースに。ビールなど、箱から直接取るのも便利です。床下収納はなく、見えているのは床下点検口です。

正面の引き出しは、『無印良品』<PPストッカーキャスター付>。前のマンションで15年ほど使ってて、ひとつ買い足しました。こういう時、長く続くメーカーだと揃えやすいです。

中は乾物、缶詰、粉など、ざっと分類。引き出しのほうが棚よりスッキリ見えるのですが、入れっぱなしになる心配も。がんばって時々期限をチェックし、棚に出したりしています。また衛生面が気になるので、開封したものは引き出しには入れません。特に粉類は虫対策で、開封したら冷蔵庫へ。

倒れがちな香辛料の袋は、小ケースを入れ子にして。右のストッカーは深いタイプで、お米もギリギリ入りました。お米も開封後は、冷蔵庫の野菜室へ。

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次に棚のお話。おなじみ『無印良品』の深い<PPメイクボックス>(ダイソーでも)や、浅いトレイ<PP整理ボックス>が偶然ぴったりでした。このボックスの良さは、立てて入れられること、小さいので重くなりすぎず、取っ手を持ってさっと出せること、そして半分見えるところです(上部の飛び出し&下の半透明)。

ごちゃつきと、視認性の落ち着きどころは半透明?

人は視野に入ると、忘れにくいと思います。でも何かに入れないと、ごちゃごちゃになります。その両面を叶えたこの半透明ボックスは、私には最適。よく食糧庫で、半透明じゃない大きなボックスが棚に並んでるのを見ると、中身がよくわかるんだなあと思うことも。食品において、忘れず使っていけるのは、重要だと思うので。でもキッチンの表に出ている場合、きっと表面をスッキリさせたいということですよね。

深いボックスには乾麺、お茶、海苔など高さがあるものを収納。直置きより奥まで取りやすく、箱が小さいので、放り込んでも秩序が保たれます。また棚下の奥のほうにできた隙間を、バラした段ボール置き場にしました。

最上部のボックスには、エコバッグやテープ類。ゴミ出しなどに使うものは、一瞬で手に取れる2段目に。ティッシュは宅配で多く届くので3階の小屋裏にあり、5個単位でここへ補充します(今、半端な数ですみません)。

浅いトレイなので上には積み上がりにくく、開封した食品も一目瞭然。細いほうのトレイは、小分けのお菓子なども埋もれません。

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「ちょっとした違和感」を見逃さない

ところで収納全般に言えることですが、「この位置、どうも取りにくいな」を、日々の動作の中で意識する習慣はありますか?

「なぜか取りにくい位置にあるけど、毎回そこから取ってる」ってこと、実はあるのだと思います。 うちでもカッターとガムテの位置を変えただけで取りやすいとか、一番使うエコバッグは自立するから、ボックスの間に置けば一発で取れるとか、気づいて変えました。収納って一度決めたら変えないのではなく、そういう日頃の不満を蓄積して、修正していくのが楽しみだと思います。「ささいな取りにくさ」、ぜひ意識してみてください。

最後に、階段下の穴倉スペース(ストッカーの左側)。けっこう物が入りますが、特に奥は取りにくいので、防災用の水を置いています。紙袋は大小に分け、『無印良品』の<PPスタンドファイルボックス>に。倒れず、スッキリです。

梅干しや梅酒、洗剤など。大きな瓶は地震で落ちないよう、床置きにしています。液ダレ防止の意味でも、以前使っていたプラスチックケースに。

その穴倉の奥です。防災用の水は取り替えるのが面倒で、割高ですが15年保存水にしました。シールに期限を。出汁昆布や、クエン酸などもボックスに入れて。小さい箱なので、いろんなものを入れて軽くつかめます。

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食料品置き場は、とにかく食品が埋もれるのを防ぐことが大事だと思います。ごちゃごちゃになりがちな方は、仕切って立てて入れる、半透明の小さめの箱に入れるなど、何か変えてみてはいかがでしょう。また乾物など、よく期限切れになる食品を頭に入れ、なくなるまで買ってこないのもポイントです。

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