【快適暮らし名人・石黒智子さんの台所道具2】扱いやすくコンパクトな道具で調理を快適に。

年齢を重ねるとともに、力は衰えるもの。人それぞれこだわりはあるものですが、一生ものの先入観を捨てて、今の自分に合った道具選びをしてみると、調理が快適になるかもしれません。道具選びの名人石黒智子さん愛用の手軽な台所道具とその扱い方のコツをご紹介します。

▼前回までの記事
「60代になって、台所道具の見直しをしました」

手軽な包丁研ぎ器でこまめにメンテナンス

本格的な砥石もあり、以前はそちらでメンテナンスしていました。でもIKEAのシャープナーに出合ってからは出番なし。砥石は重くて場所をとる。水で濡らさなければならないし、扱いには練習が必要。それよりも、使う前後にさっと研げるほうがいいなと思って」。コツは力を入れないこと。軽く持って滑らせるように前後に数回動かします。「切れなくなってから研ぐのではなく、切れ味の良さを保つために小まめに研ぐと心掛けています」。

野菜はセミドライにして冷凍保存。

スーパーできのこを手にしていたら、「干して冷凍にすると使いやすいですわよ」と、女性に話しかけられました。なるほど、と早速ステンレス製のふた付き干しかごを購入。「生のままだとカサがあるし、傷みも早いですよね」。解凍せず、カチカチのまま炒めます。オーブン焼、鍋にも。晴天の冬は半日でセミドライに。白菜やにんじんなどいろいろ試しています。 毎年手作りする梅干しは2年目の夏にカラカラに干してカサを減らし、冷蔵庫で保存。

炊飯は食べる度に1合炊きで

子どもが独立して、夫婦ふたりになったことを機に、炊飯土鍋は3合炊きから2合炊きに。そして、いまはさらに小さい1合炊きに。「ごはんはやっぱり炊きたてに限ると、毎食の炊飯は食べ切り。おこわ、赤飯、玄米も1合」。土鍋は電子レンジ対応のものを探して出合ったデイリーライフ信楽の〈かまど名人〉。「丼の大きさで使い回しが利きそうとふたつ買いました。 鰻の蒲焼きをのせて電子レンジで温めればひつまぶし。釜揚げうどんや蕎麦がきにも」。

とにかく軽い!プラスチックのおろし器

おろしがねは銅製からステンレス製を経て軽いプラスチック製になりました。「〝金属製は本物で、プラスチック製はまがいもの〟と決めつけられた時代に結婚しました。でも、私には軽くて安全に使えるものが一番です」。一生ものの先入観を捨てて世界中から探し当てたのはドイツ・ベルナー社製でした。スライサーも同メーカーで。「ものすごく切れ味がいい。力をほとんど入れずに食材をおろせます」。サイズと色は18cmの白いガラスボウルに合わせて。

エコバッグは軽くて自立するプラスチックかご

柔らかなエコバッグでは食材の収まりが悪いと感じ、かごを愛用。硬質な雑貨が人気のブランド・プエブコのもの。プラスチック製なので天然素材のかごに比べて格段に軽く、汚れもさっと拭けて清潔。大小、ふたつのサイズがあり、コンビニには小さいほう(写真)を持参します。サブ用にはショップバッグそのままのデザインがおしゃれなディーン&デルーカのミニマムエコバッグです。軽くてコンパクトに畳めるので、常時かごにてスタンバイ。

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写真 杉能信介 / 取材・文 鈴木麻子

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