【結城アンナさんのキッチン探訪②】愛着のあるものを長く使い続けること、年齢と共に変わりゆくキッチンの変化を楽しむ。

結城さん キッチン

愛着のあるキッチンで作る料理は、他とはちがう美味しさがあるはず。年を重ねるごとに変わっていくキッチン、私たちのその時の気分や好みで全く違う顔を見せてくれます。そんな素敵なキッチン時間について結城アンナさんにお話を伺いました。

【結城アンナさんのキッチン時間①】生活のほとんどの時間をキッチンで。大切な空間へのこだわり  からの続きです。

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「鍋つかみや菜箸など、よく使う道具は収納せずに一ヶ所にまとめて置いています。お気に入りの陶器の器は入れ物として。愛着あるものに囲まれていたいから」


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「ストックしておきたいものを納めるスペースです」。最近リフォームした食糧庫には調味料、乾物、保存容器などが整然と並びます。


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食糧庫の扉の上には、アンナさんが描いた愛らしい猫の絵がありました。「6年ほど前、白い壁が寂しいと感じ、絵を飾りたくなって。それならば!と思い立って描きました」


愛着あるキッチンも、使い続けていくうちにいろいろな変化を感じるそう。「上から下まで収納スペースを充実させ、食器や調理器具、道具などが収まるように設計をしました。ただ、高いところや低い場所に収納すると、取るのがだんだん不便に感じる。なるべく整理をして、コンパクトに収納するようになりました。今望むのは、手が届きやすいところに、必要な物が置かれていて、すぐ使えること。その時々で使い勝手がいいよう調整していくことも大事ですね」

新しいものをどんどん取り入れるよりも、愛着あるものを使い続けることが好きというアンナさんですが、最近、新しい家電を探しているとか。「オーブンです。オーブン料理をよく作るので欠かせないのですが、2台の内の1台が壊れてしまい、もう1台もそろそろかなと。友人と探しているところです。年齢を重ねて人も変わるように、キッチンにも変化は起こるもの。そういうところも含めて楽しんでいきたい」

使うのが楽しくなる、愛用キッチン道具。

結城さん キッチン
「いろいろなお玉を使ってきましたが、これが一番。最適なサイズで、どんなお料理にも使いやすい」
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「そんなに力をいれなくてもいい、この太さがお気に入り」。めん棒を使う頻度が高いアンナさんのお眼鏡に適った逸品。
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手になじみ、毎日使っているチーズグレーター。「美しい道具を使うのは、とても楽しいものですね。」
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「いろいろな形や種類のケーキを作ることが多いので、ケーキ型はたくさん揃えています。これはほんの一部ですよ」
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『ku:nel』20215月号記載

写真 玉井俊行 / ヘア&メイク 森川丈二gem / 取材・文 河田実紀Hata-Raku

 


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