【松永加奈のフランス便り48】日常生活を取り戻し!?再び動き出したパリの街。

松永さん パリ

ワクチン接種も進み、厳しく制限されていた市民活動も緩和の方向へ向かっているフランス。6月末にはほぼすべての施設が通常営業に戻るそうで、「待ってました!」と喜ぶパリの人々。日常生活に戻りつつある街の様子についてレポートしてもらいます。

レストラン、カフェ、ブティックに美術館…規制のための長い長い休業期間を経て、さまざまな施設が開き始めました。青空の下、人々が街を行き交い、パリに活気が戻りつつあります。いまでは屋外のマスク着用義務がなくなり(交通機関など一部着用義務あり)、6月20日から夜間外出禁止が解かれることになりました。

昨年10月30日から始まった2回目のロックダウンで外出は制限され、飲食店や文化施設は閉鎖。クリスマスシーズンのみ一部制限が緩和されたものの、春先には3回目のロックダウンでデパートも営業禁止に。「あれ、いま何をしたらだめなんだっけ?」と分からなくなるほど、細かい規制と緩和を繰り返しているうちに、短い春が終わった感じです。

ルーブル美術館のモナリザ前には、今まで無かった整列用のベルトパーテーションが。他のエリアは空いていましたが、ここだけはやはり別格。

平日のランチ時の街も賑わってきました。6月9日以降、テレワークから出社勤務に切り替える人も増えて来たようです。

一般公開される絢爛豪華な海軍参謀本部「Hotel de la Marine」のオープン告知。新しいホテルなど、旅行者注目のスポットが次々登場しています。

以前、パリのわんこショットで紹介したパブの看板犬。ご高齢なので、お店の長期休業中、姿が見えず気になっていましたが、元気な様子。よかった!

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そんな中、みんなが「まだかまだか」と待ち望んでいたのが、レストランやカフェのオープンです。多くのお店で5月19日のテラス席、6月9日のイートイン再開に向けて予約が殺到していたそう。テラス席スタートの初日、私はニースにいましたが、どこも大混雑!平日にも関わらず順番待ちの列ができ、熾烈な場所取り合戦が繰り広げられていたベンチや芝生はがーらがら…。無理もありません、なんといっても7カ月ぶり。いくらフランス人がピクニック好きでも、もうお店でテーブルを囲みたいよねと、大いに納得の現象でした。美術館は予約制、イベントは人数制限付きでの再開。人気スポットのチケットの予約状況を見ると、こちらもいかにみんなが楽しみにしていたかが分かります。

元駅舎兼ホテルのオルセー美術館は、変わらず素敵な佇まい。久々に名画の数々と美しい建築に心震えました。館内レストランは現在休業中です。

店内飲食も解禁になりましたが、お外大好きフランス人の優先順位はまずテラス席。去年に引き続き、大きくスペースを取るお店が目立ちます。

イートインの解禁前、テラスが開放されたのにパリは雨続き。しかし、傘を片手に食事を続ける人々に「テラス愛」と逞しさを感じました。

夏時間で日が長く、午後10時半でエッフェル塔のライティングが見えるこの状態。まだ23時以降外出禁止ですが、明るいせいか人々の緊張感は薄め…。

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私も久しぶりに美術館へ足を運んだり、(食料品以外の)買い物をしたり、友人と食事をしながら近況報告したり。以前はごく日常的だったことが、いかに自分の日々のエネルギーになっていたかを実感しています。6月末までは夜間外出制限(23時)があり、引き続きマスク装着も義務ですが、既にフランス人の気持ちはバカンスへ一直線。海外旅行者の受け入れも始まり、街全体のテンションが上がっている様子に心配は尽きませんが、ようやく動き出したパリ。気を引き締めながら、初夏のひとときを味わいたいと思います。

似顔絵描きで有名なモンマルトルの丘。一時期は閑散としていましたが、現在はたくさんの絵描きさんがスタンバイ。今夏は観光客も増えそうです。

シャンゼリゼ通りにも少しずつ観光客らしき姿が。先月から通り沿いのお店が一斉に開き、本来のシャンゼリゼらしい華やかさに。

食事をしながら市内観光ができる、いわゆる「ビストロバス」。しばらく見ていませんでしたが、こちらも営業再開のようです。

天気が良く、外がいつまでも明るいので、カフェやレストランに殺到していたみんなの気持ちも落ち着き、芝生はふたたびこんな状態。

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