パリに暮らして5年目になる〈クウネル・サロン〉メンバーの松永さんに、夏のバカンス事情をレポートしてもらいました。車にたくさんの荷物を積み込み、海や山へ出かけるマダムも多いようです。
フランスでの車の使用目的は、日本と同じく、通勤からレジャーまでさまざま。中でもフランス人にとって何より大切な週末やバカンスに、車は大活躍します。
フランス人は海や山、そして田舎が大好き。パリのような都市に住む人々は、バカンスになるとたくさんの荷物を車に積み込み、地方へ飛び出して長期滞在します。滞在先では観光もしますが、何といっても数週間という長いお休み。あれこれ予定を入れず、家族やペットと一緒にのんびりと過ごす…というのがフランス流です。
車で出かけるバカンスの滞在先は、フランス国内はもとより、スイス、デンマーク、イタリア、スペインなど。陸続きのEU圏内は国内感覚で移動できるため、行き先は多岐にわたります。週末にお隣の国へぶらりと出かけることができるのもヨーロッパならでは。また、小さな村やワイナリーを訪ねたり、古城やブロカント巡りしたり、国内での楽しみ方も多彩です。
もちろん遠出をせずとも、パリ市内をドライブすれば、名所旧跡や情緒ある路地など見どころもいっぱい。しかし、狭い道や坂道が多く、ガタガタと衝撃がある古い石畳の道がまだまだ現役です。それを心得たフランス生まれのルノー トゥインゴは、パリマダムの人気者。タフで小回りがきくコンパクトカーで、お買い物も旅行も車庫入れも、すいすいとこなしています。
フランスはバカンスシーズン到来。あちこちで夏のお楽しみの話が聞こえてきます。さて、この夏も車に乗って、どこへ出かけましょうか?