【松永加奈のフランス便り27】シェア旅!みんなの憧れ、パリの名所をご紹介します。

松永加奈 凱旋門

いまだ夜間外出などの制限がかかっているフランス。パリ在住の松永加奈さんも基本、ステイホームの生活を送るなか、徒歩圏内でまわれるパリの名所を訪ねてみようと思い立ち、あちこちを巡っているそうです。いつもは観光客でごった返し、ゆっくり見ることもできないスポットもいまは堪能できるようです。そんな美しいパリの風景をシェアしていただきました。

昨年から引き続き、フランスでは文化施設が閉鎖中、レストランのイートインもできず、夜間外出も禁止(1月中旬現在)。ということで、この数か月は地域密着で生活しています。パリにも海外からのツーリストはいないし、気軽に国内外を移動できないのはみんな同じこと。だったら、いつも通りすぎている身近な観光名所を改めて訪れてみよう!と、年明けから歩いて回っています。

サクレクール寺院。夏に訪れた際の閑散としたイメージから一転、周辺のカフェのテイクアウトにも列が。お散歩好きのフランス人たちが集まっています。

モンマルトルの丘からの景色はいつまでも眺めていたくなる美しさ、と同時に「パリは高い建物が少ないな」と思います。

ヴァンドーム広場のモニュメント。祝日にはてっぺんにたくさんの国旗が掲げられますが、円柱の中がどうなっているのかは謎…(多分螺旋階段)。

広場の12番地にはショパンが最後に暮らした部屋が。現在建物はジュエリー店となり、外壁にショパンが終焉を迎えた場所を示す石板が付いています。

/

2021年の元日は、モンマルトルの丘に建つサクレクール寺院へ。自宅から歩いて片道1時間ほど、しかも最後はずうっと上り坂か階段で、ときどき心がぽきっと折れそうになりながら辿り着くと、そこには遠くまで広がる美しい景色と…予想以上にたくさんの人が!夏にはガラガラだったモンマルトルですが、今は数少ない開放された場所なので(寺院の中には入ることができます)、地元の人たちで賑わっていました。

続いては、1800年代初めにナポレオンの命令を受け、30年かけて造られたエトワール凱旋門。建物の中には入れませんが、門の下まではOK。初めてパリを訪れるとその大きさにみんな驚きます(私もそうでした)。かつて英雄と呼ばれたナポレオンは、ヴァンドーム広場の円柱のてっぺんに立っています。高級ジュエリー店が広場をぐるりと囲み、その中には、かのココ・シャネルがスイートルームで暮らしていたホテル・リッツも(リッツの裏口の前にシャネル本店があり、シャネルはそこを通っていたそう)。

シャンゼリゼ通りには中央分離帯があるので、正面からぱちり。それにしても、道の真ん中に唐突に建つにはあまりに大きい凱旋門…。

凱旋門の内部。門のアーチ状になっている内側(天井)の中央には下の様子を映すカメラがあり、それを上階の展示室の大画面で見ることができます。

/

歴史に思いを馳せる…となればルーブル美術館。現在は閉鎖中ですが、こちらは元々宮殿だったので、敷地を歩くだけでも外壁の装飾や彫刻など見応えたっぷり。そして広大な建物の中には、現在も住居として使われているスペースがあるそう!「どこに住んでいるの?」と訊かれて「ルーブルだよ」なんて答えてみたいものです。同じく閉鎖中のオペラ・ガルニエにも、知る人ぞ知る一角が。それは、屋上にひっそりと置かれた養蜂箱。オペラ座ではハチミツが採れるのです。豪華なシャガールの天井画のさらに上に、パリ中の花を飛び回ったミツバチが集まっているなんて、ちょっと夢がありますよね。

ルーブル美術館の入り口「ガラスのピラミッド」はランドマーク的な存在ですが、完成は1989年。ルーブル本体の着工は13世紀、すごい年の差!

ルーブルの横のリボリ通りから、館内の彫刻が見える場所があります。どうしても美術館へ行く時間がなかった友人が外から目に焼き付けていました。

メトロを出ると正面にそびえるオペラ・ガルニエ(オペラ座)。中はとにかく絢爛豪華で、かつてのパリの社交界をつい妄想してしまいます、ふふふ。

以前、養蜂箱のある場所を特別に見せていただく機会がありました。写真中央の小箱がそれです。オペラ座正面左上にあるモニュメントの後ろあたり。

/

パリのアイコンともいうべきエッフェル塔にもご挨拶を。いつどこから見ても、圧倒的な存在感を放つ、別名「鉄の貴婦人」。最寄り駅から住宅街を通って向かうと、一瞬隠れて見えなくなるので「エッフェル塔はどこ?」「どの道を行けばいいの?」と訊ねられたことも。訪れる人が少ない今、貴婦人にはところどころに網がかけられ、修復作業が行われています。そのうち、またたくさんの人がやって来る頃には、いつものパーフェクトスタイルを見せてくれるはず。その日が待ち遠しいです。

エッフェル塔からセーヌ川を挟んだ所にあるトロカデロ広場(シャイヨー宮)から。ガイドブックなどでよく使われるのはここからのショットです。

シャイヨー宮には数体の彫刻が立っていて、その頭の上に鳩やカモメがとまっている様子が隠れた名物。なんともいえず…シュールです。

/

キーワード