なぎのりこから菜木のり子へ。新たなステージに挑む菜木さんの決意と希望。

菜木のり子さん_お散歩

クウネルをはじめ、雑誌、広告など幅広い分野で活躍する〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーの菜木のり子さん。2021年の春、新たなステージにステップアップすると聞いて、お話を伺いました。

14歳からモデルを始め、25歳から27歳までをフランス・パリで過ごした菜木のり子さん。パリから帰国後も、CMなどを中心にファッションモデルから俳優業まで幅広くこなし、表現者としてたしかな経験を積んできました。中でも、私服の着こなしやモノ選びのセンスは、感度の高い大人の女性たちから、圧倒的な支持を集めています。

そんな菜木さんですが、じつは最近、事務所を移籍し、 名前もこれまでの【なぎのりこ】から【菜木のり子】へと変わりました。
「前の事務所には、30代半ば頃から長くお世話になってきました。在籍期間中はまだ下の子が小さかったので、とにかく育児優先の生活だったんです。そういう私の暮らしやペースに寄り添って、家庭に支障が出ないようにお仕事を調整してくださった事務所には、感謝しかありません。そんな時代から十数年が経ち、おかげさまで長女は独立、当時は赤ちゃんだった長男も高校2年生と成長して、私も50代半ばに突入しました。これからは自分のために時間を割いて、新しいことにもチャレンジしていく……そんなときが訪れたのかなって思ったんです」

これからは自分が主役の人生に

とはいえ、新天地へ移行するまでには、大きな葛藤や迷いもあったのも事実だったそう。
「この年齢になって気が付いたんですけど、私、今まであんまり自分のことを大切にしてこなかったんですよね。この十数年は、そんな余裕もなかったですし。だからまず、人生を豊かにするためのヒントをいただくために、お話を伺いたいと思う方には、勇気を出して連絡を取って会いに行ったんです。実際会ってお話しすると、少しずつ自分の意識が開けていって、じゃあ今度はあの方に会いに行ってみよう……って、次へ繋がっていくんですよね。それは、知らず知らず凝り固まってしまった自分の概念や価値観をほぐしていくような時間でもありました」

そんな時を経て、自分の内面に少しずつ変化が訪れ始めたとき、現モデル事務所の代表の存在を知り、やはり直接会いにいったのだといいます。仕事への不安やプライベートの悩みまで、とりとめもなく話す菜木さんを、初対面の代表は、じつに大らかに受け止めてくれたそう。
「器の大きな女性で、自分が力いっぱい投げたボールを、包み込むように受け止めてくださったんです。まるで、それまでずっと締め切っていたカーテンがさーーっと開いて、新鮮な空気が入ってきたような、そんな清々しさと安心感を感じました。この場所でなら、新しい景色が見られるかもしれない……そう思ったんです」

菜木のり子さん
飾らない笑顔で話す菜木さん。モットーは、ニュートラルで自然のままに過ごすこと。ちなみにこの日もすっぴんでした!

人生はネクストステージへ

若葉が鮮やかに色づく5月、いよいよ動き出した新生・菜木のり子さん。やりたいこと、挑戦したいことは尽きません。
「やっぱりお洋服は好きなので、ファッションにはずっと携わっていきたいですね。それから、もうひとつ。大人が参加できる小さなワークショップを始めたいです。こんなご時世ですが、だからこそ、大人の女性の毎日が少しでも輝けるような感性や知恵を、たくさんの人と共有したり交換できる場が持てたらいいなと思います」

文 / 権 佳恵

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