【フランス流生き方2・前編】66歳で3度目の結婚をし、自分のために生きると決めた女性。

ジョイス・ド・ソザさん

恋愛大国フランスでは、いくつになっても恋愛をするというのが当たり前。結婚・離婚に関しても日本より自由な考え方をもっているようです。66歳で3度目の結婚をしたジョイス・ド・ソザさんのインタビューをお届けします。

Joyce De Souza
ジョイス・ド・ソザさん

ファッション誌のエディター、セレクトショップのオーナーなどを務め、現在は仕事を引退して主婦。結婚は3度。ふたり目の夫との間に一女。2 年前にフィリップさんと再婚。

ジョイス・ド・ソザさんは、2年前に66 歳でフィリップさんと3度目の結婚に踏み切りました。
「2度の結婚を経て、もう再婚する気はなかったんですが、つき合っていくうちに恋人同士よりもう一段上の誓いを交わしたいという気持ちが双方に生まれたんです。彼とは25年前から友人です。子供同士が友だちだったことでの知人。当時からいい印象を持っていましたが、恋愛感情はありませんでした。3年前に偶然パリで再会し、彼のミステリアスな部分に興味が湧き、互いに意識するようになったんです」

ジョイス・ド・ソザさん
年間を通じて3 ~ 4 カ月は南仏のサントロペに行って暮らしている。

再婚の予定はなかったといいながらも、ふだんから友人たちに「万が一、次に私が再婚をするとしたら、大好きなアズディン・アライアのドレスを着るわ!」と宣言していたジョイスさん。結婚が現実となったため、ゴールドのリボンがついた帽子を被り、真っ白なアライアのワンピースを着て花嫁となりました。
「6区の区役所で結婚をして、ブローニュの森のレストランでパーティーをしたんです。親しい友人だけを招いてのお披露目の会。アットホームでとても素敵なパーティーでした」


ジョイスさんは19歳で最初の結婚をしています。お相手はジャーナリストの男性。
「私は看護師をしていたんですが、夫の影響でファッション雑誌の仕事を始めました。モデルとして撮影にも参加し、エディターとして仕事のあれこれも学びました。その後夫とは離婚したんですが、ファッションを楽しむことを学び、女性として自分の美しさを追求するなど、自分に変化が生まれました。なにせ女性が興味を持つ、最先端のことを知ることができる仕事をしていましたから」

アニマルプリントの帽子と靴をアクセント使いし、スエード素材のワンピースをエレガントに着こなすジョイスさん。

そして 20代はファッションエディターとして、華々しく活躍する一方で、2度目の夫となる人物との出会いもありました。
「彼はフランスの有名アクセサリーブランドの創始者。ビジネスにとても長けていたんです。私はエディターをしながらも彼を手伝い、トレンドを発信するブランド側から見ること、商品の買い付けをおぼえました」
夫との間には娘も生まれ、彼女が 10歳になったとき「子育てのために時間を持ちたい」と出版社を退社。初めて仕事をしない人生を過ごしたのです。
「だけど子育てと主婦業だけの暮らしにはもの足りなさを感じたのか、心が落ち着かなくなり、夫に『今までの買い付けやファッションを見てきたセンスを生かせる仕事はないか』と相談し、小物のセレクトショップを始めたんです」

ジョイスさんにとっての充実した日々が始まりました。ビジネスの難しさに直面したり、辛いこともありましたが、自分のセンスを喜んでくれる客、またトレンドやパリジェンヌの嗜好を読みながら商品を仕入れる楽しさも、この頃学びました。ビジネスですでに成功者となっている夫は、ジョイスさんのよきアドバイザーであり、一番の応援者でもありました。
「でも人生で最も辛いことが起きました。彼が他の女性を愛してしまい、別れてほしいと切り出されたんです。今思えば、彼は生涯、女性を追いかける人生を好む男性だったんです」

【後編】へ続く→

ネックレスにはBapteme(キリスト教の洗礼式) のメダルが。

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