【フランス流生き方2・後編】「気持ちは20代。ポジティブでいることは元気でいるための秘訣です」

ジョイス・ド・ソザさん

恋愛大国フランスでは、いくつになっても恋愛をするというのが当たり前。結婚・離婚に関しても日本より自由な考え方をもっているようです。66歳で3度目の結婚をしたジョイス・ド・ソザさんのインタビューをお届けします。【前編はこちら】

Joyce De Souza
ジョイス・ド・ソザさん

ファッション誌のエディター、セレクトショップのオーナーなどを務め、現在は仕事を引退して主婦。結婚は3度。ふたり目の夫との間に一女。2 年前にフィリップさんと再婚。

19歳で一度目の結婚後、20代で二度目の結婚。セレクトショップを始めるなど、充実した日々を送っていたところ……。夫が他の女性に気持ちが移り、別れを切り出されてしまい離婚。悲しみに暮れる日々を送ることになったジョイスさん。

離婚後も彼のことが忘れられず、4年間、泣き暮らしていました。体重が15㎏も減り、自分を飾ることも、女性として生きる日々も忘れてしまっていたと振り返るジョイスさん。だからこそ、3度目の結婚にはなかなか踏み切れなかったのです。
「年齢的な遠慮もありました。でもいざ結婚しようと心が動いたとき、友人たちがとても好意的に受け止めてくれたんです。『みんなの希望の星よ!』と言ってもらえたことは、本当にうれしかった。私の娘も彼の子供も喜んでくれて、みんなが祝福してくれました」

ジョイス・ド・ソザさん
黒い愛犬はナオミ。モデルのナオミ・キャンベルから名前を拝借。ふたりとも散歩が好きで、時間があると街歩きを楽しむ。ジョイスさんのパンツとコートは『ZARA』。

現在、ジョイスさん68歳、フィリップさん70歳。娘も33歳となり、ジョイスさんは4カ月の孫のおばあちゃんにもなりました。
「見た目が20歳でないのは十分分かっています。だから人に年齢を聞かれるのはぜんぜん平気! 見た目は違うかもしれないけど、気持ちは20代のつもりです。つねに明るく、ポジティブでいることは元気でいるための秘訣だと思うんです」

ジョイスさんの魅力は何と言っても輝くような笑顔。美しいブロンドヘアとスリムな体形維持には、それ相応の努力とお金が必要では?
「今は主婦として、彼のため、娘のため、そして何より自分のために生きています。運動は若い頃から欠かしたことがなく、それが美容と健康のために必要なことと思っています。ジムには週6日通い、だいたい1時間ぐらいマシントレーニングをしています。あとはリュクサンブール公園でウォーキング。テニスが好きでずっとやっていたんですが、膝を故障してしまって止めざるをえなくなった。これは仕方のないことです。美容のために、ジムで週に1度サウナに入って思い切り汗をかいています」

サントロペの家は家族が集まって食事もとれる、広いバルコニーが自慢。フィリップさんとの出会いもサントロペ。

またノンアクティブな時間は、大好きな映画を観て過ごします。DVDは全部で4000本ほど所有。多い時は週に5本鑑賞すると言います。
「実は今、自分と家族以外にも時間を使っています。それは別れた2度目の夫のため。彼は脳溢血を起こし、身体が不自由になり、言葉もあまり出なくなりました。するとあれほど周りにいた女性が、波が引くようにいなくなって……。彼は別れても娘の父親です。赤ちゃんが産まれたばかりの娘の負担も考え、今は私が彼を病院に連れて行ったり、世話をしています。やはり病気の人を放ってはおけませんから……」

自らの短所を怒りっぽいところ、長所は人の幸せを素直に喜べるところと言うジョイスさん。辛い別れを経験させられた相手とはいえ、娘の父親には変わりがなく、それを放っておけないのが優しさの表れです。
「最初の結婚では新しい仕事を得ました。次の結婚で娘を授かり、ビジネスを学びました。3度目の結婚はインテリジェントで穏やかな時間を得られました。いろいろあった人生ですが、やはり私は幸せだと思います。もちろん、今後もフィリップとともに、もっともっと幸せになるつもりです」

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