昭和ムード漂う店内で味わう、専門店の極上ビーフン。

ビーフン東

渋谷、下北沢など、東京の繁華街がどんどん新しくアップデートされています。嬉しい反面、少し寂しい一面も……。そんななか、いまなお昭和のムードが色濃く残る新橋駅周辺。「サラリーマンの街」とあまり馴染みの無い方も多いかと思いますが、ぜひ足を運んでいただきたい店があります。

新橋といえば「サラリーマンの街」の代名詞。安くておいしい飲食店が駅前にひしめきあっています。ランチの選択肢も星の数ほどあるのですが、迷ったら必ず足を運ぶ店があります。それが『ビーフン東(あずま)』。「池波正太郎も愛した」という台湾料理の名店です。 戦前、台湾に渡り料理を学んだという店主が、終戦後、大阪に台湾料理を中心に日本料理を取り入れた「台湾料理 東」を開店。その後新橋に「ビーフン東」を開店し、皇室・文豪・政財界など各界の著名人に広く愛されてきたという歴史があります。

場所は昭和感漂う「新橋駅前ビル1号館」内。名物は店名の通りビーフン。ランチは焼きビーフンor汁ビーフンの2択(並、五目、蟹玉と具は3種から選べます)。新橋で一心にビーフンを作り続けて50年以上!の気迫を感じる、キレのある上品なお味。みなさん、外でビーフンって召し上がりますか?私はここでしか食べず、他と比較ができないのですが、何度食べても「う、うまい……」と目をつぶってしまうバランスの良い味なのです。

ランチは、ビーフンのみと書きましたが、もうひとつ名物があります!ビーフンに並んで大変人気なのが、バーツアンと呼ばれる中華ちまき。ごろっとチャーシューが入っていて、ピーナッツやウズラの卵も入っていて、こちらも「目をつぶってしまう味」です。五目焼きビーフン(小盛り)+中華ちまきが私の定番セットです。ほぼ炭水化物ですが、ここでそんなことを言うのは野暮。。

サラリーマンの聖地の「新橋駅前ビル」ですが、そう遠くない未来に解体が予定されていると聞きました。無くなる前に、昭和遺産な感じがお好きな方はぜひ、足を運んでいただきたいです。喫茶店など「味な店(by平野紗希子さん)」の宝庫ですよ。

ビーフンは一人前850円、小盛600円、大盛950円。スープタイプもある。

バーツアンは700円。持ち帰りも可能。

ピカピカの厨房、きびきびと働く料理人たちがいつ来ても気持ちいい。

昭和風情漂う古いビル。

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