【北村光世さん×藤本教子さん】年の差なんて関係ない。食べて笑って、楽しさをわかち合う友情は続いて

人生経験を積んでいくと、親しい人との関係性も少しずつ変化するのは当然のこと。良い関係を楽しめている友人たちが語る、つながりや今の距離感を保つ秘訣とは?

北村光世さんと藤本教子さんがテーブルを囲むように立っている

ハ ーブのいい香りに包まれた北村さんの素敵なご自宅で、一緒に食事を楽しむことが多いお二人。年齢差は30歳もあるのに、「会話は基本、敬語抜きです」と、上下関係のないフラットな友人づきあいが15年も続いていると語る藤本さん。

「世代が違うから、お互い異星人みたいに思うところもあるし、かと思えば好みや価値観が似ているところがあって、その極端さが面白いんです」

「食とイタリア好き」という共通点が二人の友情を深めたと言います。イタリア・パルマにある北村さんの別宅に滞在し、チーズやワインの生産者を一緒に訪ねたことも。

「人生の先輩でもあり、食に関しても北村さんから学ぶことが多いので、ときには先生と生徒、ときには親子のように感じることもあります。でも、北村さんはとにかくフランクなお人柄で、誰に対してもウエルカム。奉仕や利他の心をもって人に尽くす細やかな方なので、居心地が良くて自然と人が集まってくるんですよ」と藤本さん。

「いつも明るく接してくれる彼女には、私も遠慮なく言いたいことを言えるの」と北村さんも笑って応えます。

何種類ものハーブが赤い机の上に乗っている
「ハーブの薬効や使い方を教わるときは先生と生徒に」と藤本さん。
北村光世さんの書籍にサインがしてある
藤本さんが北村さんの著書にサインをもらったのが最初の出会い。藤本さんが北村さんの仕事をコーディネートした り、記事を執筆することも。
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「海外の友人も多いから、人を招いて食卓を囲むことは日常。年齢も性別も関係なく、初対面の人を自宅に招くことだってありますよ。私にとってはみんな友達。料理はもちろん、私の知識や経験でよければどうぞ、どうぞ、とわかち合う。私も藤本さんや若い人から新しい考え方を学んだり、たくさんのことを受け取っているんです」

かぼちゃのブルスケッタが皿に乗っている
一緒に作っていたかぼちゃのブルスケッタ。「酢漬けの玉ねぎをのせると口当たりがさっぱりするね」と食べ方も工夫して楽しむ。
イタリア・パルマにある北村さんの家
古い牛小屋を改築したというイタリア・パルマの北村さん宅。二人の旅の思い出が詰まった場所。
緑の中、藤本さんが立っている
「ハーブの庭にはレモンの木があって、恒例のリモンチェッロ作りもここに来る楽しみのひとつ」と藤本さん。
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好奇心旺盛で前向きなエネルギーに溢れる北村さんは、これからの人生のお手本という藤本さん。

「人は変わっていくものだし、親密になれば関係性が変わるのも当然のことでも、自分の価値観に固執したり、好き嫌いで物事を決めつけたりするのはもったいないと思う。北村さんやまわりの素敵な方たちを見ていると、鷹揚な心で相手を受け入れることが、人生を豊かにする大人のつきあい方じゃないかと思います」

『クウネル』2022年11月号掲載

写真/玉井俊行、取材・文/小林賢恵

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