菓子研究家・高吉洋江さんに教わる「りんごのお菓子」レッスン〈後編〉「りんごのコブラー」

高吉洋江さんのりんごのコブラー焼き上がり

「りんご」がおいしい季節になりました。
そのまま食べるのもいいけれど、りんごを使ったスイーツはいかがですか?
酸味と甘みのバランスがよい、りんごは焼き菓子にぴったり。

お菓子研究家でお菓子教室「tiroir」を主宰する高吉洋江さんに、りんごを使った簡単レシピをふたつ教えてもらいました。
どちらも手軽で作りやすいので、ぜひお試しください。


■アメリカ生まれの焼き菓子「コブラー」をりんごで


ーーライターY(以下、Y):ふたつめのりんごを使った焼き菓子は「コブラー」ですね。コブラー、あまり聞きなれない名前ですが、どういうお菓子なのでしょう。

ーー高吉さん(以下、高吉):コブラーはアメリカが発祥といわれていて、アメリカやイギリスではポピュラーな焼き菓子だそうです。果物にケーキ生地やビスケット、パイ生地などを合わせて焼き上げます。

私のコブラーのレシピは果物の上に生地を広げて焼くタイプもあるのですが、今日はりんごを表面に見せたいので、ケーキ生地の上にりんごを並べて焼くレシピをご紹介しますね。まずは材料を揃えましょう。

高吉洋江さんりんごのコブラーの材料

ーー高吉:今回、型は琺瑯バットを使用します。20.5×16×高さ3㎝で一般的に「キャビネサイズ」と呼ばれるもの。型の大きさに合わせてオーブンシートを敷いておきましょう。また、オーブンは180℃に予熱をしておきます。

高吉洋江さんのりんごのコブラー琺瑯バット
高吉さんが使用しているキャビネサイズの琺瑯バットは「野田琺瑯」のもの。

ーーY:今回もりんごは「紅玉」を使用するんですね。

ーー高吉: はい。焼きりんごのときと同様に、ほかのりんごでも構いませんが、紅玉はサイズがやや小ぶりなので型にぴったり収まると思います。焼いたあとも皮の赤がきれいに残るので見た目もかわいく仕上がりますよ。

りんごは焼きりんごのときど同じように皮に塩をまぶして軽く揉んだら洗い流し、皮ごと約1㎝幅のくし切りにします。


■生地を混ぜるときは中心からだんだん大きく。多少、ダマが残ってもOK


ーー高吉: 次に生地を作ります。牛乳、米油、きび砂糖、塩を入れて泡だて器でよく混ぜたら、薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい入れ、泡立て器で混ぜます。

高吉洋江さんりんごのコブラー生地混ぜる1
高吉洋江さんりんごのコブラー生地混ぜる2
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ーーY:生地を混ぜるときのコツやポイントはありますか?

ーー高吉:一気に混ぜると大きなダマができて最後まで消えないことがあるので、中央から円を描くように動かし、まわりの粉を少しずつ崩しながらだんだん円を大きくするように混ぜてみてください。こうすると、大きなダマができにくいと思います。

混ぜすぎると生地が硬くなってしまうので、多少ダマが残っていても大丈夫。粉が見えなくなったら混ぜ終わりです。

高吉洋江さんりんごのコブラー生地混ぜる3
高吉洋江さんりんごのコブラー生地混ぜる4
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ーーY:泡立てなどもなく、混ぜるだけだから簡単ですね。

ーー高吉: オーブンシートを敷いたバットに流し入れたら、りんごを並べます。きび砂糖とシナモンパウダーを混ぜたものを表面に振ったら、オーブンで約40分焼きます。

高吉洋江さんりんごのコブラー生地ならす
高吉洋江さんりんごのコブラーりんご並べる
高吉洋江さんりんごのコブラー仕上げ
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ーーY:焼きりんごと同様に、焼くまでのプロセスは簡単ですね。焼き上がりが楽しみです!


■でき上がり。濃いめに淹れたミルクティーとともにどうぞ


高吉洋江さんのりんごのコブラー焼き上がり

ーー高吉:食べやすい大きさに切って、どうぞ召し上がってください。

ーーY: りんごの甘酸っぱさにしっとり、もっちりとした生地がよく合います!シナモンパウダーの香りもいいですね。

高吉洋江さんりんごのコブラーでき上がり2

ーー高吉:よかったです。ずっしり食べ応えがあるので、ブランチなどにもおすすめですよ。 温かい状態はもちろん、冷めてもおいしいですよ。

これからしばらく、りんごがおいしい季節が続くので、「焼きりんご」と「りんごのコブラー」ぜひ、ご自宅でも作ってみてください。

↓りんごのコブラーレシピはこちら

取材・文/結城 歩

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